2015/3/7 赤桐
イタリアでプレイされています。トレセッテの仲間の2人ゲームです。ルールはhttp://www.pagat.comに拠ります。
2人。
40枚のイタリアンパックのカードを使用します。
バトン、ソード、コイン、カップの4つのスートがあり、各スートは10枚のカードからなっています。強い順に並べると：
３、２、１(エース)、レ(Re)、カバロ(Cavall)、ファンテ(Fante)、７、６、５、４
普通のカードを使うときは、各スートの８、９、１０のカードを除き、レ＝キング、カバロ＝クイーン、ファンテ＝ジャックとして遊びます。
各スートの以下のカードをトリックで取ると、次の点数がつきます。その他のカードには点数がありません。
| エース | 1点 |
| ３、２、レ、カバロ、ファンテ | 1/3点（3分の1点） |
また、最後のトリックを取ると、1点がつきます。合計した後の1点未満は切り捨てられますので、全点数は11点になります。
ディーラーは、テーブル中央に、裏向きのカード5枚の山を8個作ります。
ディーラーでないプレイヤーは、その中から4個の山を選びます。そのうち2個の山を自分の手札とします。残りの2個の山は、それぞれひっくり返され、一番上のカードだけが表向きに見えるようにします。
ディーラーも同様に、残りの4個の山のうち2個を自分の手札とし、のこりの2個はひっくり返します。
ディーラーは1ディールごとに交代します。
ディーラーの相手が最初のリードを行い、トリックテイキングゲームのルールに従ってプレイします。
切り札はありません。リードされたスートと同じスートのカードを持っているときは、そのスートのカードをプレイしなければなりませんが、持っていない場合には、どのカードをプレイしてもかまいません。リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーが、トリックに勝ちます。
このとき、自分の2つの山の一番上のカードもプレイできるカードとして扱われます。もし自分の山の一番上のカードが３、２、Aのどれかなら、自分のプレイの前にそれを手札に入れてもかまいません。その下にあったカードもプレイできるカードとなります。（その下のカードも３、２、Aのどれかなら、それも手札にいれることができると思われます。）
配られた手札に次の組み合わせがあるか、または自分の山から持ってきて手札に入れたときに次の組み合わせになったら、直ちに宣言すれば、得点をもらえます。
| ３が4枚、２が4枚、Aが4枚、のどれか | 4点 |
| ３が3枚、２が3枚、Aが3枚、のどれか | 3点 |
| 1つのスートの３、２、A | 3点 |
ただし、３、２、Aのどれか3枚を宣言した後に、あと1枚手札に加わって4枚になっても、追加の得点はありません。
ディールが終わると、各プレイヤーは自分の取った点数と最後のトリックの1点を加え、1点未満を切り捨てます。これに手役の点数を加えたものが、そのディールの得点になります。
ディールが終わって、累計点が51点以上になったプレイヤーがいたら、ゲーム終了です。累計得点の多いプレイヤーの勝ちになります。
2015年3月7日に、なかよし村でプレイしました。結構考え所のあるゲームです。