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アフリカン・タロット(Tarot Africain)

2018/4/7 赤桐

タロットカードを使ったオーヘルです。 コントラというゲームと同様のゲームですが、 切札以外のタロットのカードを得点表示のために使うのがしゃれています。

www.geekpassion.frやanimation.dodo.over-blog.com、 およびAndroidのアプリ"Tarot-Africain"を参照しました。


プレイヤー

3人~4人。

カード

プレイでは、78枚のタロットカードのうち、切札とエクスキューズ(愚者)の22枚のカードしか使いません。

切札は1~21の数字がありますが、数字の大きいほうが強いカードになります。 エクスキューズは、プレイする時に、最も強いカード(切札21より強いカード)にするか、 最も弱いカード(切札1よりも弱いカード)にするかを選ぶことができます。

他のカードはスートごとからまで表向きの束を作り、 それぞれのプレイヤーの前に置きます。 これは得点表示用のカードです。 が一番上に来るようにします。

ディール

最初のディーラーは任意の方法で決めます。

最初のディールでは、カードは各プレイヤーに1枚ずつ5枚のカードを配ります。 次回からは配る枚数が1枚ずつ減っていきます。 1枚になったらあと2回1枚のディールを続けます。 つまり、5枚、4枚、3枚、2枚、1枚、1枚、1枚と配ります。 これで1ラウンド終了です。

ラウンドが終了したら、ディーラーは右隣のプレイヤーに交代して、新しいラウンドを初めます。 (また5枚から配ります)。

ビッド

ディーラーの右隣のプレイヤーから1人ずつ反時計回りに、自分の取る予定のトリック数を自由に宣言していきます。 ただし、最後にビッドするプレイヤー(ディーラー)だけは、 全員のビッドしたトリック数を合計するとプレイする全トリックの数と等しくなるような数をビッドすることはできません。 (つまり、全員がビッドした数と同じだけのトリックを取るということを不可能にするわけです。)

ただし、ラウンドの6回目のディールでは、配られたカードは見ることはできません。 カードは額のあたりに他のプレイヤーだけが見えるように表に向けます。 この状態でビッドします。

ラウンドの最後のディールでは、カードを誰も見ないでビッドします。

プレイ

最初のリードはディーラーの右隣のプレイヤーで、反時計回りにトリックテイキングゲームのプレイを行います。

スートが1つしかないので、どのカードを出してもかまいません。 最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ち、次のリードを行います。

エクスキューズをプレイする時は、最も強いカードとして使うか、最も弱いカードとして使うかを宣言します。

得点

プレイが終了したら、各プレイヤーは自分の取ったトリック数と自分のビッドしたトリック数を比べて、 その差の枚数を、自分の得点表示用のカードの束の上方から取り除きます。

ゲーム

ディールが終わって、得点表示用のカードの束がなくなったプレイヤーがいたら、 得点表示用カードの枚数が最も多く残っているプレイヤー(表示しているランクの高いプレイヤー)の勝ちとなり、 ゲームが終了します。

------------------------------------------------------------------------未

2018年4月8日、なかよし村でプレイしました。

切り札だけ使用するというのはもちろんタロットカードの本来の遊び方出はないのですが、ゲームとしてのタロットカードの導入には良いかもしれません。22枚だけのカードによるプレイですが、駆け引きもあり、十分に楽しめます。