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アルカルデ(Alcalde)

2009/4/4 赤桐

Jose's Page on Games with the Spanish Pack in Puerto Rico!というサイトに載っていたゲームです。 プエルトリコのゲームのようですが、スペインでもプレイされているかもしれません。
(http://members.tripod.com/~j_carrillo_vii/Briscas1.htm)

スペインやプエルトリコでプレイされているブリスカスというゲームのバリエーションと言えます。

アルカルデとはスペイン語で市町村長のことです。


人数

3人。

カード

40枚のスペイン・パックのカードを使います。 普通のカードでプレイするときには、52枚のカードから、10を除きます。

カードの強さ

強いものから順に、エース(As/Uno)、キング(Rey)、クイーン(Caballo)、ジャック(Sota)、 です。

カードの点数

カードにはそれぞれ点数があります。この点数をたくさん取ることが、プレイの目的となります。

エース11点
10点
キング4点
クイーン3点
ジャック2点
0点

全カードの合計点は120点となります。

ディール

最初にアルカルデになるプレイヤーを任意のやり方で決めます。

アルカルデは右隣のプレイヤーから反時計回りの順にカードを配ります。自分以外には1枚ずつカードを配り、自分には2枚ずつ配ります。これを3回繰り返します。アルカルデの手札は6枚、ほかのプレイヤーの手札は3枚となります。

次のカードは切札表示カードとして表向きにします。このカードのスートが切札となります。残りのカードは山札として裏向きのまま切札表示カードの上に置きます。ただし、切札表示カードはインデックスが見えるように、すこしずらしておきます。切札表示カードも、最後には、山札として扱われます。

プレイ

アルカルデの右隣のプレイヤーが最初のリードを行い、 トリックテイキングのプレイをします。プレイは反時計回りです。

フォローの義務はなく、どのカードをプレイしてもかまいません。アルカルデだけは2枚のカードをプレイします。

切札がプレイされていたら、最も強い切札を出したプレイヤーが勝ちます。切札がプレイされていないときは、リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。

トリックに勝ったプレイヤーは、山札が残っていれば、次のリードを行う前に山札から1枚取ります。他のプレイヤーも反時計回りに1枚ずつ取っていきます。ただし、アルカルデだけは2枚取ります。

そのあと、トリックに勝ったプレイヤーが次のリードを行い、プレイを進めます。アルカルデがリードするときは、2枚のうちどのカードを先に出すか(リードするか)をはっきりさせる必要があります。

山札がなくなったあと、全員の手札がなくなったらプレイ終了です。

アルカルデ以外の2人は、いつでも手札を見せ合うことができます。ただし、相談したり指示したりすることはできません。

結果

プレイが終わると、取ったカードの点数を計算します。アルカルデ以外の2人は点数を合計します。

アルカルデが60点かそれ以上取った時はアルカルデの勝ちとなり、それより少ない時はアルカルデ以外の2人の勝ちになります。

アルカルデが勝った時は、そのプレイヤーは次回もアルカルデになります。負けた時は、アルカルデの右隣のプレイヤーが次回のアルカルデになります。


注1

オプショナルルールとしてつぎの交換ルールがあります。

  1. 切札表示カードが10かそれより強いとき、同じスートのを持っているプレイヤーは、いつでも、この2枚を交換できます。
  2. 切札表示カードが10かそれより強いとき、同じスートのを持っているプレイヤーは、プレイが始まる前ならば、この2枚を交換できます。
  3. 上記の2(プレイ前のとの交換)は1に優先します。
  4. 切札表示カードがかそれより弱いとき、同じスートのを持っているプレイヤーは、いつでも、この2枚を交換できます。

注2

同じサイトに、次の別ルールも記載されていました。

  1. アルカルデは自分も含め1枚ずつ各プレイヤーに3枚配るが、最後に自分にもう1枚配る。つまりアルカルデだけが手札4枚となる。
  2. アルカルデのプレイや山札からのドローは1枚ずつ。
  3. アルカルデが最後に手札に残した1枚は、アルカルデの取ったカードとして数える。
  4. アルカルデが31点以上取れば、アルカルデの勝ち。
  5. アルカルデ以外のプレイヤーは手札を見せ合うことはできない。
  6. 上記のオプショナルルール(交換ルール)を採用することができる。

2009年4月4日になかよし村でプレイしました。