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アタックジャック(Attack Jack)

2019/11/2 赤桐

Caedyn Danow氏が作ったゲームです(あるいは存在している新しいゲームを彼が記述しているのかもしれません)。

ルールはPagat.comによります。


プレイヤー

2人以上、カードが不足しない人数まで(5人程度か)。4人がベスト。

目的

各プレイヤーは2つの「ハンド」を持ちます。目的は、自分の各ハンドのカードの合計点数を21点以内のできるだけ高い点数にしたうえで、 「ステイ」を宣言して、それ以上カードが増えないようにすることです。

カード

通常の52枚のトランプにジョーカーを2枚加えたものを使います。

各カードには次のような点数があります。

  1. : 1点または11点のうち、ハンドを持っているプレイヤーに有利な点数。
  2. 10: その数字の点数
  3. ,,: 10点
  4. ジョーカー: 21点

ディール

各プレイヤーに表向きに2枚のカードを配ります。誰が配ってもかまいません。

配られた2枚のカードは、それぞれが各プレイヤーのハンドの最初のカードになります。 表向きに別々にテーブルに置きます。

配り残りのカード(山札)の一番上を表にします。 (そのあとも普通は山札を取るときは表向きにしますが、表向きして置いておくのは最初だけです)。

プレイ

じゃんけんまたはダイスで最初にプレイするプレイヤーを決めます。 そのプレイヤーから時計回りの順にプレイを行います。

プレイヤーは次のようにプレイを行います。

1.山札の一番上のカードを引き、表にします。

2.このカードを自分のハンドまたは他のどのプレイヤーのハンドにでも加えます(そのハンドのところに表向きに置きます)。 加えた結果、合計点数が21点を超えたハンドはバーストとなり、裏向きにされます。 ただし、「ステイ」の宣言があったハンドに加えることはできません。 バーストになっているハンドに加えることもできません。

ハンドに置かれたカードが、そのハンドの直前のカードと同じランクの時には、そのカードは加えられず、 そのハンドの持ち主のプレイヤーの別のハンドになります。 例えば、が加えられているハンドにを加えると、バーストとはならないで、 のハンドと、だけのハンドに分割します。

3.そのあと、自分のハンドの1つまたは全部にステイの宣言を行うことができます。 (ブラックジャックと違って、ハンドが1枚だけでもステイできます)。

自分のハンドの全部がステイまたはバーストの状態になっていたら、そのプレイヤーはプレイしません。 全員がこの状態になったら、プレイは終了します。

プレイできるプレイヤーが1人だけのときは、 山札のカードを裏向きのまま、自分のハンドに置かなければなりません。 置いたら表向きにします。

勝敗

バーストしていないハンドを持っているプレイヤーのうち、最も高い点数をもっているプレイヤーが勝ちになります。

同点の場合には、その点数のハンドを多く持っているプレイヤーの勝ちになります。 このとき、の21点のハンドは、2つとして数えます。

それも同じときは、そのプレイヤーたちだけで、次のブラインドのプレイを行います。

ブラインド

通常のプレイと同様にプレイを行います。

ただし、最初のカードもそれ以降のカードも裏向きにプレイされ、 プレイしている本人も含めて、誰も見ることができません。 従って、プレイ中のバーストはありません。 ハンドの分割もありません。

全員のハンドがステイになると、プレイは終了します。

このプレイでも勝敗がつかなければ、再びブラインドのプレイを行います。

ディーラー・オプション

オプショナルルールです。

通常のプレイ終了後に、「ディーラー」のハンドをプレイします。 つまり、誰かが1枚ずつ山札からカードを取っていき、バーストしないで、 合計が勝ったプレイヤーの点数と同じか上になることを目指します。

これが成功したら、勝者はいなくなります。

ゲーム

これは1回ずつが独立したゲームになっています。


2019年11月2日、なかよし村でプレイしました。

他人の妨害ができるブラックジャックということになります。 誰の妨害をするかというのが恣意的になるかと思ったのですが、 作戦上妨害する相手は自ずと決まることが多く、 かなり公平なプレイが楽しめました。

最初の1枚を誰がプレイするかが重要なことが多く、 じゃんけんも盛り上がりました。

好き嫌いもあるでしょうが、新作ゲームとしては良くできています。