2004/4/3 赤桐
スウェーデンの一部の地方で盛んなゲームです。ポーカーの役を使うゲームです。同名のコントラクトブリッジのバリエーションやポーカーのバリエーションにも同名のものがありますが、別のゲームです。
ルールはhttp://www.pagat.com/によります。
2人〜4人。
52枚の普通のトランプを使います。ジョーカーは使用しません。
プレイ中にポーカーハンドで得点します。点数は次のようになります。
| ワンペア | 1点 |
| ツーペア | 2点 |
| スリーカード | 3点 |
| ストレート | 4点 |
| フラッシュ | 5点 |
| フルハウス | 6点 |
| フォーカード | 7点 |
| ストレートフラッシュ | 8点 |
| ロイアルストレートフラッシュ | 52点 |
最初の ディーラーは 任意のやり方 で決めます。ディーラーは ディール ごとに左隣のプレイヤーに移ります。
ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ5枚のカードを配ります。
ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に、手札からカードを何枚か裏向きに捨て札した後、同じ枚数のカードを配り残りのカードから取ります。枚数は何枚でもかまいません。5枚全部交換しても、全く交換しなくてもかまいません。
そのあと、やはりディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に、各プレイヤーは1度だけ自分のポーカーハンドを宣言していきます。宣言する役がなかったり、宣言したくないときにはパスをします。自分の役が今まで宣言された最も高位の役と同じかそれ以上でない場合はパスをしなければなりません。
最も高位の役を宣言したプレイヤーだけが、ポーカーハンドの点数を得ます。
最も高位の同じ役を2人以上が宣言した場合には、ディーラーの左隣から時計回りで最初のプレイヤーから順に、最も重要なカードのランクの高さを宣言していきます。それも同じならば、次に重要なカードのランクを宣言していくと言うようにします。こうして、カードのランクを比べて、ポーカーハンドの最も強いプレイヤーが決まると、そのプレイヤーが点数を得ます。もしすべてのランクが同じでポーカーハンドとして同じ強さだったならば、誰も得点しません。
次にまた、ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に、第1フェーズと同様に手札の交換を行います。第1フェーズで得点をしたプレイヤーがその役を壊して捨て札する場合には、その捨て札を全員に見せなければなりません。
第1フェーズと同じように、ポーカーハンドを宣言して得点を行います。
最後にもう1度、ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に、第1,第2フェーズと同様に手札の交換を行います。第2フェーズで得点をしたプレイヤーがその役を壊して捨て札する場合には、その捨て札を全員に見せなければなりません。
第3フェーズではまずトリックテイキングのプレイを行います。リードはディーラーの左隣のプレイヤーが行います。切札はありません。普通のトリックテイキングゲームのルールに従います。ゲームの目的は最後のトリックを取ることだけです。プレイに使用したカードは各プレイヤーの前に置いておきます。
最後のトリックに勝ったプレイヤーが5点を獲得します。
最後に、各プレイヤーは自分のカードを手札に戻して、第1,第2フェーズと同じように、ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順にポーカーのハンドを宣言していき、最高の役のプレイヤーが得点します。
第3フェーズのプレイの最初のリードが始まる前に、プレイヤーは「シカゴ」を宣言することができます。これは5トリックを全部取ると言う宣言です。
宣言したプレイヤーが実際に5トリック全部を取ったときには、そのプレイヤーは5点の代わりに15点を得点します。そのあとポーカーハンドの宣言が行われて、最高の役のプレイヤーが得点します。
逆に1トリックでも他のプレイヤーが取ったときには、そのプレイヤーは15点の失点となります。この場合には、そのあとのポーカーハンドの宣言とその得点はありません。
累計得点が15点未満のプレイヤーはシカゴを宣言することはできません。（従ってどのような場合でも累計点がマイナス点になることはありません）。
ハンドが終了（つまり第3フェーズが終了）して、累計得点が46点以上になったプレイヤーは、次のハンドからは交換を全くすることができません。
ハンドが終了して、累計点が52点以上になっているプレイヤーがいたら、ゲーム終了です。最も累計点の多いプレイヤーの勝ちです。
勝ったプレイヤーは他の各プレイヤーから、得点差だけの掛け金をもらいます。
2人以上が同じ点数で勝っている場合には、勝ったプレイヤーが他のプレイヤーからの掛け金を分け合います。
最高の役が同じ場合、ランクを比べないで、誰も得点できないとするルールもあります。
ストレートフラッシュを8点でなく10点にするやりかたもあります。