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チャイニース・ホイスト(Chinese Whist)

2019/6/1 赤桐

19世紀のホイストからの派生ゲームです。

ルールはDavid Parlett氏の"The Dictionary of Card Games"によりました。


プレイヤー

2人〜4人。4人のときは向かい合った2人がパートナーになります。まず4人ゲームを説明します。

カード

普通の52枚のトランプ。

スートの強さは、(強)10(弱)です。

ディール

最初のディーラー任意の方法で選びます。次回からは時計回りに交代します。

ディーラーは1枚ずつ6枚のカードを各プレイヤーに裏向きに配ります。 このカードはプレイヤーも見てはいけません。 自分の前に重ならないように横に並べて置きます。

次にディーラーは各プレイヤーに表向きに1枚ずつ6枚のカードを配ります。 プレイヤーは各カードを裏向きの各カードの上に置きます。 このとき、裏向きのカードが少し見えるように下にずらします。

最後に、手札として1枚のカードを各プレイヤーに配ります。

ディーラーが、パートナーには相談しないで、切札スートを決めます。

プレイ

プレイヤーは、1枚だけの手札だけでなく、自分の前の表向きになっているカードも手札と同じだと考えて、 トリックテイキングのプレイを行います。 最初のリードはディーラーの左隣で、時計回りにプレイします。

プレイのルールはごく普通のものです。つまり:

  1. リードされたスートのカードがあれば、そのスートを出さなければなりません。
  2. なければ、どのカードを出してもかまいません。
  3. 切札が出ていない場合は、リードされたスートの最も強いカードを出したプレイヤーが勝ちます(トリックを取ります)。
  4. 切札が出ている場合は、最も強い切札を出したプレイヤーが勝ちます。
  5. 勝ったプレイヤーが次のリードを行ないます。

テーブル上の表向きになっているカードをプレイしたら、そのトリックが終わったあと、その下のカードを表向きに置きます。

得点

プレイが終了したら、2人で7トリック以上取ったチームは、トリックの合計数が6トリックを超える1トリックごとに1点を得点します (7トリックなら1点、8トリックなら2点など)。

ゲーム

最初に決めておいた点数に累計点が先に到達したチームの勝ちとなります。

3人ゲーム

のランクのカードのうち1枚は使用せず、51枚のカードでプレイします。 8枚が裏向き、8枚が表向き、1枚が手札になります。

6トリック以上取ったプレイヤーは、5トリックを超える1トリックごとに1点を得点します。

別ルール(Parlett氏の提案):52枚のカード全部を使って、最後の1枚のスートを切札にします。

2人ゲーム

12枚が裏向き、12枚が表向き、2枚が手札になります。 14トリック以上取ったプレイヤーは、13トリックを超える1トリックごとに1点を得点します。


2019年6月1日、なかよし村でプレイしました。運の要素の強いゲームですが、思いのほか盛り上がりました。