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クラブ(Clubs)

2006/6/3 赤桐

 インターネットのニュースグループrec.games.playing-cardsに1997年に投稿されたゲームです。

 ルールはその投稿およびJohn McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によります。


プレイヤー

 3人。

カード

 普通の52枚のカードを使います。

 各スートのカードの強さの順位は(強)10(弱)です。

ディール

 最初のディーラー任意に決めます。次回からは時計回りに交替します。

 各プレイヤーに1枚ずつ裏向きに配った後テーブル中央に1枚裏向きに配ります。これを13回繰り返します。テーブル中央のカードはビッドカードと呼ばれます。

交換

 カードが配られたら、ディーラーの左隣のプレイヤーは、自分のカードを見たあと、自分の手札を捨て札して、ビッドカードを自分の手札にすることができます。そうしたくない場合はパスをします。捨て札されたカードは新しいビッドカードとなります。

 次にディーラーの右隣のプレイヤーも同様のことを行います。ディーラーの左隣のプレイヤーが交換を行っていた場合には、最初は彼の手札であったビッドカードと交換することになります。

 最後にディーラーも同様のことを行います。

プレイ

 交換が終わるとトリックテイキングゲームのプレイが始まります。

 最初にリードするのは最後に交換を行ったプレイヤーです。だれも交換を行わなかった場合には、ディーラーの左隣のプレイヤーがリードを行います。

 それ以降は次のようにトリックテイキングゲームのルールに従います。切札は必ずクラブになります。

  1. リードされたスートのカードがあれば、そのスートを出します。
  2. なければ、他のスートのカードを出すことができます。
  3. 切札が出ていない場合は、リードされたスートの最も強いカードを出したプレイヤーが勝ちます(トリックを取ります)。
  4. 切札が出ている場合は、最も強い切札を出したプレイヤーが勝ちます。
  5. 勝ったプレイヤーが次のリードを行ないます。

 さらに、上記のルールに従ったうえで、そのトリックに出ているすべてのカードに勝てるカードを出すことができる場合には、必ずそれを出さなければなりません。勝てるカードが複数ある場合には、そのうちどれを出してもかまいません。勝てるカードがない場合には、上記の1〜5の規則に従うだけになります。

 また、切札(クラブ)のリードができるのは、クラブのカードが1枚でも既にプレイされている場合、あるいは、手札にクラブしかない場合に限られます。

得点

 取ったトリックの数から4を引いたものが得点になります。例えば11トリックならば7点、2トリックならばマイナス2点となります。

 各プレイヤーの得点を合計するとプラス1点になるはずです。

ゲーム

 ディールが終わって、誰かの累計点が11点になれば、そのプレイヤーの勝ちでゲームが終了します。誰かの累計点がマイナス11点になった場合も、そのプレイヤーの勝ちでゲームが終了します。


2006年5月7日になかよし村でプレイ予定でしたが、時間がなくてプレイしていません。

2006年10月7日プレイ。

 新作ゲームはどこか変わったところがあるものだが、このゲームは何か変なところが変わっているような気がする。マイナス11点でも勝ちというのが面白い。手の総とっかえも珍しい。楽しめるゲームです。