2017/1/7 赤桐
イタリアの古いギャンブリングゲームだということです。 スコパの系統のゲームですが、 プレイするカードは選択できません。 山札から引いた1枚をそのまま出すだけです。
ルールはKindleの"Italian Card Games for All Ages"という本によります。
2人。
普通のトランプからすべてのスートの8、9、10のカードをすべて抜いたものを、2組使います。 80枚になります。
現地ではイタリアの40枚のカードを2組混ぜ合わせて使っています。
ディーラーは任意の方法の方法で決めます。 ディーラーはカードをシャッフルしたあと、およそ同じ枚数の2つの山に分け各プレイヤーの前に置きます。 各プレイヤーは相手の山をカットします。
そのあと、各プレイヤーは自分の山の一番下のカードを見せ合い、強いカードが先にプレイします。 同じ強さの場合は、その上のカードを見せ合うというようにします。 カードの強さは次の通りです(箇条書きの数字の少ないほうが強い)。
先にプレイするプレイヤーから交替でプレイします。
プレイは、自分の山の一番上を表向きにしてテーブルに置くことで行われます。 最初にプレイするプレイヤーは、単に置くだけです。
テーブルにカードがある場合、出したカードのカードの数字(Aなら1、2なら2など)とテーブルのカードの数字が同じなら、 出したカードとテーブルにあったカードの両方を取ることができます。
また、テーブルのカードの何枚かの数字の合計が出したカードの数字と等しいときも、 出したカードと合計が等しいテーブルのカード全部を取ることができます。
テーブルの上に、合計で取ることのできるカードと、同じ数字のカードがあったときは、どちらを取るか選択します。 取ることができるのは、必ず1組だけです。
絵札(J、Q、K)を出したときは、同じ種類(ランク)の絵札しか取ることができません。
取ったカードは、裏向きにしてプレイヤーの近くに置きます。
テーブルにカードがあった時も、何も取ることができなければ、出したカードはテーブルに置かれます。
取ることができるカードがテーブルにあれば、必ず取らなければなりません。
次の場合には、取ったカードをすべて表向きにしておくことができます。この場合、得点が高くなります。
取ったカードの得点は次のようになります。
自分の得点が51点に達したと思ったプレイヤーはそのことを宣言します。 得点を確認してそれが正しければゲームが終了します。 そうでなければ、ゲームは続行します。
最後のカードまでプレイして、どちらも51点に達していなければ、点数を記録して、次のディールを行います。 次のディールは、今までの得点から始まることになります。 最後にプレイしたプレイヤーでない方からプレイを始めます。 なお、次のディールは、今までの得点の多い方がディーラーになります。
各プレイヤーの山はおよそ半分にするだけなので、1人のプレイヤーだけの山がなくなることがあります。 その場合は、そこでプレイ終了です。 ただし、山がなくなったプレイヤーが最初にプレイしたプレイヤーだったら、 同じ回数プレイするために、もう1人のプレイヤーが最後のプレイを行います。