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ダーサン(大三, Da San)

2007/10/6 赤桐

 上海でプレイされているということです。

 ルールはJohn McLeod氏のインターネットのサイト(http://www.pagat.com/)によりました。


プレイヤー

 3人または4人。まず3人ゲームを紹介します。

カード

 普通の52枚のトランプ使います。

 ランクの並びは、弱いものから 4103 になります。

ディール

 ドローしてもっとも高い数のカードを引いたプレイヤーが仮親になります。絵札は0、Aは1と考えます。

 仮親がシャッフルを行い、左隣のプレイヤーにカットしてもらった後、カードの山をテーブル中央に置きます。

 そのあと、仮親から順に反時計回りにテーブル中央に置かれたカードの一番上を1枚ずつ取っていきます。これを各プレイヤーが16枚の手札を持つようになるまで続けます。テーブルの上には4枚残ります。プレイヤーはカードを取りながら自分で見て手札に入れてかまいません。

 前回の勝者(最初に手札がなくなったプレイヤー)が次回の仮親になります。

ビッド

 ハートの4を持っているプレイヤー(いない場合は最も弱いハートのカードを持っているプレイヤー)から反時計回りの順にビッドを行います。このプレイヤーは必ず1をビッドしなくてはなりません。

 ビッドできるのは1〜3の数字で、これがプレイで成功したときの点数になります。パスを行うこともできます。誰かがビッドしたらそれより大きい数字しかビッドできません。誰かのビッドのあと2人続けてパスをするか、「3」をビッドしたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーが親になってビッドが終了します。(一度パスをしてもビッドに加わってもよいようです。)

 親になったプレイヤーは配り残りの4枚のカードを取り、20枚の手札でプレイを行います。

プレイ

 親からプレイを始めます。プレイは反時計回りの順で行われます。

 最初にプレイする人は、手札から1枚またはそれ以上のカードの組を出します。カードは後で述べる組み合わせのうち1つでなければりません。

 それ以降のプレイヤーは、同じ種類の組み合わせの同じ枚数のカードで、今までに出ているものより強いカードの組を出さなければなりません(同じ強さではだめです)。出せないときや出したくないときはパスをします。パスは何回でもできます。

 通常のトリックテイキングゲームのように各プレイヤーに1度だけプレイの機会があるのではなく、カードを出している限り、何順でもプレイは回ります。1度パスをしたプレイヤーが、後でプレイをすることもできます。

 誰かがカードを出した後に、他の2人が連続してパスをしたら、1つの回のが終わります。

 1つの回が終わると、プレイされたカードは裏向きにされて横に置かれます。このカードはもうプレイには使われません。

 次に、最後にカードを出したプレイヤーが手札から1枚またはそれ以上のカードの組を出して次の回のプレイを始めます。

 こうしてプレイを続けていくうちに、手札がなくなったプレイヤーがでたらプレイは終了します。

 プレイできる組み合わせの種類と、同じ種類の中での強弱のつけかたは次の通りです:

1)1枚

 どのカードでも1枚出すことができます。強さは、弱いものから10の順です。スートは関係ありません。

2)同位カード2枚(二同牌)

 同じランクのカード2枚をまとめて出すことができます。例えばCHの2枚をまとめて出せるわけです。強さの順位は1枚の場合と同様です。スートは関係ありません。

3)同位カード3枚(三同牌)

 同じランクのカード3枚をまとめて出すことができます。強さの順位は1枚の場合と同様です。スートは関係ありません。

)同位カード4枚(四同牌)

 同じランクのカード4枚をまとめて出すことができます。強さの順位は1枚の場合と同様です。スートは関係ありません。

)シークエンス

 3枚以上の続き札です。スートは関係ありません。A、2、3のカードは使えません。

 シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。

6)同位カード2枚のシークエンス

 同位カード2枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。たとえばSH4-HC5-SDというようにです。スートは関係ありません。A、2、3のカードは使えません。

 シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。

7)同位カード3枚のシークエンス

 同位カード3枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。A、2、3のカードは使えません。シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。

8)同位カード4枚のシークエンス

 同位カード4枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。A、2、3のカードは使えません。シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。

得点

 親が上がった場合(手札を最初に全部プレイしてしまった場合)、親は他の各プレイヤーからビッドした点数をもらいます。親以外が上がった場合には、親が他の各プレイヤーにビッドした点数を与えます。


4人ゲーム