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フィネス(Finesse)

2019/5/4 赤桐

Miles Edward Allen氏の作ったトリックテイキングゲームです。

ルールはPagat.comからのアーカイブへの参照によります。


人数

4人。向かい合った2人がパートナーになります。

カード

64枚。普通のトランプとの違いは、各スートのキング、クイーン、ジャックが2枚ずつあるところです。

各スートの強さの順位は、強いものから巡に、10。 同スート同ランクのカードがプレイされたら、先にプレイされたカードのほうが強くなります。

ディール

最初のディーラー任意の方法で決めます。 次回からは、時計回りに交代します。

ディーラーは、まず12枚のカードをテーブルに裏向きに束にして置きます。 残りのカードは、ディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに全部配ります。 各プレイヤーの手札は13枚になります。

次に、ディーラーは、テーブルに置いておいた12枚のカードを取り、ディーラーの左隣から時計回りに、各プレイヤーの前に表向きに1枚ずつ3回置きます。 表向きの3枚のカードは、すべて見えるようにしておきます。 これをテーブルカードと呼びます。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行い、時計回りにトリックテイキングゲームのプレイを行います。 下記の例外を除き、プレイはすべて手札から行い、テーブルカードは使いません。

最初にリードされたカードがこのディールの切札になります。

フォローの規則は次のようになります:

  1. リードされたスートのカードがあれば、それを出さなければなりません。そのようなカードが何枚かあれば、そのうち1枚を出します。
  2. リードされたスートのカードがなければ、どのカードでも1枚を出します。

切札がトリックにプレイされていたら、最も強い切札を出したプレイヤーがトリックに勝ちます。 そうでなければ、リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。 勝ったプレイヤーが次のリードを行います。

13トリックで(手札がなくなったときに)プレイ終了です。

テーブルカード

リードの時だけは例外として、テーブルカードを使うことができます。 使うときは、自分のテーブルカードではなく、パートナーのテーブルカードからプレイします。 パートナーがリードを行ったようにプレイが進行します。

つまり、次にプレイするプレーヤーはパートナーの左隣になり、次に、リードしたプレイヤーがもう一度手札からプレイし、 最後にその左隣のプレイヤーがプレイして終わりになります。 パートナーはプレイしません。

プレイのあと、パートナーは手札から1枚を出してテーブルカードにしなければなりません。 テーブルカードは常に3枚となります。

もし、テーブルカードがトリックに勝ったら、そのテーブルカードを持っていたプレイヤーが次のリードを行います。 つまり、リードがパートナーに移ることになります。

得点

取ったトリック数により、次のように得点します。

取ったトリック 点数
0〜6 0点
7 2点
8 5点
9 10点
10 20点
11 10点
12 5点
13 2点

取ったトリックの点数から、そのチームのテーブルカードに残った切札1枚につき3点を減点します。 ただし、0点より少なくなることはありません。

最後のトリックに勝ったチームは、この点数に4点を加点します。

ゲーム

累計点が42点に達したチームの勝ちです。両チームが42点以上になったら、点数の多いチームの勝ちです。


2019年5月4日、なかよし村でプレイしました。

それほどインパクトのあるゲームではありませんでしたが、 テーブルカードの扱いがとてもおもしろく、ゲームバランスも良いように思えました。