2003/9/6 赤桐
フランスのゲームなのでしょうか。ちょっと変わったゲームです。
ルールは http://kemps.free.fr/によります。またJohn McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)も見ました。
4人。向かい合ったプレイヤーがパートナーになります。
32枚のカードを使います。普通のトランプの各スートから2、3、4、5、6を除きます。
プレイの目的は4枚の同じランクのカードを手札に集めることです。ただし、同じランクを集めても自分でプレイを終わらせるわけにはいきません。パートナーにシグナルを送り、パートナーに勝利宣言をさせる必要があります。
ゲームの開始前に、同位カードが4枚そろったことをパートナーに知らせるためのシグナルを相談して決めておきます。シグナルは体や持っているカードの形やしぐさなどで表さなければなりません。
次のような規則があります。
許可されること
許可されないこと
ゲームの途中(プレイが終わってから)に、パートナーどうしが相談してシグナルを変える事もできます。
最初の ディーラーは 任意のやり方 で決めます。次回からは時計回りにディーラーを交代します。
ディーラーは時計回りに1枚ずつ各プレイヤーに4枚のカードを配ります。次にテーブルに4枚のカードを1枚ずつ表向きに配ります。
テーブルに最後のカードが配られた瞬間がプレイの開始です。プレイは座り順や順番に関係なく誰でも行うことができます。
プレイヤーは1枚のカードを手札から出してテーブルに表向きに置き、テーブルのカードを1枚取って手札に入れることができます。もし同じカードを2人以上のプレイヤーが取ろうとしていた場合には、最初にそのカードに触れたプレイヤーが取ることができます。
ディーラーが置いたカードだけではなく、交換のために出されたカードも同様にして交換することができます。
誰も交換しなくなったとき、テーブルの4枚のカードはどけて、新しく4枚のカードを配ります。配られたと同時に同様にプレイが行われます。
もし最後のカードを配ってもプレイが終わらないときには、どけていたカードをシャッフルしなおして、つぎの4枚のカードを出すようにします。
自分のパートナーが同位カード4枚そろっていると思ったら、いつでも「ケンプス」と宣言することができます。この宣言があると、プレイは終了します。
パートナーのカードを広げてみて、実際に同位カードが4枚そろっていたたら、そのチームは1点を得点します。そうでなければ、相手チームが1点を得点します。
自分も自分のパートナーも同位カードが4枚そろっていると思いったら、いつでも「ダブル・ケンプス」と宣言することができます。この宣言があると、プレイは終了します。
自分とパートナーのカードを広げてみて、両方が実際に同位カードが4枚そろっていたたら、そのチームは2点を得点します。そうでなければ、相手チームが1点を得点します(自分もパートナーも4枚そろっていなかった場合には相手チームは2点を得点します)。
相手のチームの1人が同位カードが4枚そろっていると思いったら、いつでも「ストップ・ケンプス ’名前’」と宣言することができます。この宣言があると、プレイは終了します。(’名前’というのは相手チームの1人の名前を言うことです。)
指名された相手チームのプレイヤーのカードを広げてみて、同位カードが4枚そろっていたたら、宣言したチームは1点を得点します。そうでなければ、相手チームが1点を得点します。
相手のチームの両方が同位カードが4枚そろっていると思いったら、いつでも「ストップ・ダブル・ケンプス」と宣言することができます。この宣言があると、プレイは終了します。
相手チームのカードを広げてみて、両プレイヤーの同位カードが4枚そろっていたたら、宣言したチームは2点を得点します。1人だけの同位カードが4枚そろっていた場合は、相手チームが1点を得点します。両プレイヤーともに同位カードが4枚そろっていない場合には、相手チームが2点を得点します。
ケンプスまたはダブル・ケンプスと、ストップ・ケンプスまたはストップ・ダブル・ケンプスの2つの宣言を同時に行うことも可能です。
最初に15点に達したチームの勝ちです。