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ミネソタ・ホイスト(Minesota Whist)

2003/5/3 赤桐

 米国のミネソタ州北部で盛んなゲームだそうです。当地では単にホイストと呼んでいるようです。トリックテイキングゲームです。

 ルールは John McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によりました。


人数

 4人。向かい合った2人がパートナーになります。

カード

 普通の52枚のトランプを使います。

 各スートのカードの強さの順序は, 強いものものから順に、10です。

 切札はありません。

ディール

 最初の ディーラー任意のやり方 で決めます。2回目からのディーラーは前のディーラーの左隣のプレイヤーがなります。

 ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ13枚のカードを配ります。

ビッド

 ディールが終わると、プレイの種類をハイ(high)にするかロー(low)にするかのビッドを行います。

 ハイの時にはトリックをできるだけたくさん取るようにプレイし、ローの時にはできるだけトリックを取らないようにプレイします。

 各プレイヤーは手札の中から1枚のカードを裏向けにテーブルに出します。そのカードが黒(スペードかクラブ)のカードならばハイでプレイしたいと言う意図を表し、赤(ハートかダイアモンド)ならばローをプレイしたいと言う意味になります。

 全員がカードを出したら、ディーラーの左隣から時計回りの順に自分の出したカードを表向きにしていきます。ただし、表向きになったカードが黒の場合にはそれ以降のカードは表向きにはせず、ハイでプレイします。全員のカードが赤だった場合だけ、ローでプレイが行われます。

 黒のカードを表にしたプレイヤーとそのパートナーをグランディッド(granded)と呼びます。

プレイ

 ビッドが終わると、ビッドに使ったカードを手札に戻して、プレイを始めます。

 ハイの時には、黒のカードを表にしたプレイヤーの右隣のプレイヤーが最初のリードを行います。ローの時にはディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。

 プレイは通常のトリックテイキングゲームのプレイです。時計回りにプレイします。リードされたスートを持っていれば、それを出さなければなりません。持っていなければ、どのカードを出してもかまいません。トリックに勝つのはリードされたスートのなかで最も強いカードを出したプレイヤーです。

得点

 ハイの時には、チームで取ったトリックを合計して、6トリックを超える1トリックごとに1点を得点します。6トリック以下しか取らなかったチームは得点がありません。

 ローの時には、6トリックを超える1トリックごとに1点を減点します(マイナス点になります)。6トリック以下しか取らなかったチームには減点ありません。

ゲーム

 何ディールか行って、13点に先に達したチームの勝ちです。

バリエーション

 ハイのとき、グランディッドのチームが7トリック以上取ったときには、上記のとおり1トリック1点だが、相手チームが7トリック以上取ったときには6トリックを超える1トリックにつき2点の得点になるというルールもあります。