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ピクルス(Pickle)

2019/5/4 赤桐

Samuel Stoddard氏とJacob H. Stoddard氏の作ったトリックテイキングゲームです。

ルールはhttp://rinkworks.com/pips/によります。


人数

2人〜5人。3人〜4人がベスト。4人のときはパートナー戦にしてもかまいません。

カード

52枚の普通のトランプに2枚のジョーカーを加えます。

各スートの強さの順位は、強いものから巡に、10 です。

ディール

最初のディーラー任意の方法で決めます。 次回からは、時計回りに交代します。

ディーラーは、左隣から時計回りに1枚ずつ、各プレイヤーに10枚のカードを配ります。

ビッド

ディーラーの左隣から順に1人ずつ1回だけ、自分が取れると思うトリック数と切札にしたいスートをビッドします (「切札なし」はありません)。あるいはパスをします。

最初にビッドするときの最低トリック数は、2人ゲームでは4トリック、3人ゲームでは3トリック、4人・5人ゲームでは2トリックです。 他のプレイヤーがビッドしていたら、直前のビッドよりも1トリックかそれ以上多くのトリック数でしかビッドできません。

最後にパス以外のビッドしたプレイヤーがデクレアラーになり、ビッドしたスートが切札になります。

プレイ

デクレアラーが最初のリードを行い、時計回りにトリックテイキングゲームのプレイを行います。

フォローの規則は次のようになります:

  1. リードされたスートのカードがあれば、それを出さなければなりません。そのようなカードが何枚かあれば、そのうち1枚を出します。 (リードされたスートのカードがあれば、ジョーカーは出せません)。
  2. リードされたスートのカードがなければ、どのカードでも1枚を出します。(ジョーカーも出せます)。
  3. ジョーカーがリードされた場合は、どのカードを出してもかまいません。

トリックに勝つ規則は、次のようになります。

  1. 切札がトリックにプレイされていたら、最も強い切札を出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
  2. 切札がプレイされないで、ジョーカーが1枚でもプレイされていたら、スートに関係なく最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。 ジョーカーは10の間の強さです。同じランクのカードがプレイされていたら、後で出したほうが強くなります。
  3. 切札もジョーカーもプレイされていなければ、リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。

勝ったプレイヤーが次のリードを行います。

10トリックで(手札がなくなったときに)プレイ終了です。

得点

2種類の方法で得点を計算します

トリックの得点

(1)デクレアラーが、ビッドしたトリック数以上を取った時

(2)デクレアラーが、ビッドしたトリック数以上を取れなかったとき

カードの点数による得点

カードには次の点数があります。 取ったトリックのカードの点数を合計したものが得点になります。

カード 点数
5点
10 10点
ジャック 1点
クイーン 2点
キング 3点
エース 4点
ジョーカー 15点
プレイで使用された最も弱い切札 15点
それ以外 0点

得点方法

このゲームは、累計点が300点になったプレイヤーの勝ちとなります。

まず、トリックの得点を計算します。 これで300点に達していたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝ちになります。 300点以上のプレイヤーが2人以上いたら、最も点数の高いプレイヤーの勝ちになります。

もし、300点に達していないか、300点以上の最高得点のプレイヤーが2人以上同点であれば、カードの点数による得点を計算します。 これで300点に達していたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝ちになります。 300点以上のプレイヤーが2人以上いたら、最も点数の高いプレイヤーの勝ちになります。

その結果も、300点に達していないか、300点以上の最高得点のプレイヤーが2人以上同点であれば、 次のディールを行います。


2019年5月4日、なかよし村でプレイしました。

プレイ前は、カード点の扱いが面倒かなと思ったのですが、それほどでもなく、 楽しく遊べました。