2009/10/3 赤桐
ポーカーで賭けるチップの制限の方法についてまとめておきます。
最初のベットの額およびレイズできる額の制限です。この２つ（最初のベットとレイズ）の制限は通常同じ額に設定されます。
フィックスド・リミット、スプレッド・リミット、ポット・リミット、ノー・リミット（無制限）が代表的な制限方法です。
額が固定されているものです。例えば"5"に固定されていれば、最初のベットは必ず5チップで、レイズも必ず5チップでなければなりません。
ふつうは、1ディールで何回かベットのラウンドがあるうち、前半のラウンドでの額と後半のラウンドでの額の2つを設定します。たとえば、"5/10"とあれば、前半のラウンドでは最初のベットやレイズが5チップで、後半のラウンドでは最初のベットやレイズが10チップとなります。
アメリカのカジノでよく使われている方法です。"$4/$8","$5/$10","$10/$20", "$20/$40"など、さまざまあるようです。
額がある範囲で制限されているものです。例えば"1-5"ならば、最初のベットやレイズは1チップから5チップの範囲で自由に決めることができます。
やはり前半のラウンドと後半のラウンドでは異なるようにすることが多いようです。例えば"1-5/1-10"ならば、前半は1チップ〜5チップ、後半は1チップ〜10チップとなります。
家で行うポーカーでよく使われている方法です。
その時にポットにあるチップの数が最初のビッドやレイズの最高限度になるというルールです。最小限度は特に定めなければ1チップです。
ポットのチップ数には次のものを含みます。
制限なしという方法です。ただし、後で述べるテーブル・ステークスは通常採用されるので、実際に無限に賭けることができるわけではありません。
１つのベットのラウンドで行うことのできるレイズの回数です。誰がレイズしたかにかかわらず、レイズがあれば1回に数えます。通常最初のベットは回数には数えません。（別の回数の数え方も可能です。）
フィクスド・リミットやスプレッド・リミット（特にフィックスド・リミット）のときによく行われるようですが、もちろん、無制限のこともあります。採用するときは、3回とか4回とかにすることが多いようです。
１つのディールが行われている間は、テーブルに置いてあるチップ以外のチップを外部から持ち込んだり、テーブル上のチップをに外部に持ち出したりすることができないというルールです。
ベッドを行っていく途中でチップが足りなくなった場合は、次のオールインのルールが使われます。
テーブル上の自分の全部のチップを出してしまったとき、そのプレイヤーはオールインの状態になります。全部のチップを出してもコールの額や最初のベットに足りない場合でもオールインしたことになります。
オールインした場合には、オールインしたプレイヤーの賭けたチップと、それに対応する（同額の）他のプレイヤーのチップは、元のポット（メーンポット）に入れますが、それ以上の分については新しくポットの場所を作ってそこに入れます。それをサイドポットと呼びます。
オールインしたプレイヤーは、そのあとのベットには参加できませんが、フォールドしたことにはならず、そのあと配られるカードがあればそれを受け取ることができ、ショーダウンに参加できます。
オールインしたプレイヤーがショーダウンで勝った場合にはメーンポットのチップだけを得ることができます。この場合、サイドポットは次に良い手のプレイヤーが取ります。
なお、オールインのプレイヤーに対してはコールしていたプレイヤーがその後フォールドした場合、いくら手が良くても、メーンポットのチップを取る権利はありません。