1997/7/14 赤桐
19世紀のヨーロッパのゲームですが、今でもプレイされているようです。
トリックテイキングゲームに似ていますが、すこし違います。デュダックや青冠にも似たゲームです。
各プレイヤーが最善をつくすと終わらなくなることがあるのが欠点です。
3人〜6人
配りきったときに1人8枚の手札になるように、人数の8倍の枚数のカードを使います。つまり、3人のときは各スートの2、3、4、5、6、7、8のカードを、4人のときは2、3、4、5、6のカードを、5人のときは2、3、4のカードを、6人のときは2を、通常の52枚のカードから抜きます。
カードの強さの順位は、(強)A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3(弱)です。
最初のディーラーは任意の方法で決めます。次回からは、時計回りに交代します。ディーラーはすべてのカードを配ってしまいます。
プレイは時計回りに行われます。
まず、ディーラーの左隣のプレイヤーが、手札からどれでも1枚を出します。これをリードと呼びます。
他の各プレイヤーは、同じスートのカードがあれば、それを出さなければなりません。同じスートのカードが何枚かある場合には、そのなかのどれを出してもかまいません。
リードされたスートと同じスートのカードを持っていなければ、今まで出されたカードをもらって、手札に加えます。それから、そのプレイヤーが次のリードを行います(手札からどれでも1枚を出します)。
全プレイヤーが同じスートのカードを1枚ずつ出した場合には、最も強いカードを出したプレイヤーが、出されたカードを回収して裏向きに置きます。そのカードはもうプレイでは使われません(誰かの手札に入れられることはありません)。最も強いカードを出したプレイヤーが、次のリードを行います。
誰かの手札がなくなると、そのプレイヤーの勝利でプレイは終わります。