2005/9/3 赤桐
ガーナでよくプレイされているゲームだそうです。
ルールは John McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によります。
2人〜4人。
普通のトランプから各スートの2〜5のカードを取り除いた36枚のカードを使います。
各スートのカードの強さは:
(強)A、K、Q、J、10、9、8、7、6(弱) の順です。
ディーラーは左隣のプレイヤーから配り始め、各プレイヤーに1枚ずつ7枚のカードを時計回りに配ります。
次のディールからは、前回の勝者がディーラーになります。
トリックテイキングゲームの1種ですが、切札はありません。次のようにプレイを進めます:
ディーラーの左隣のプレイヤーがまず1枚のカードを表向きにテーブル中央に出します。これをリードと呼びます。他のプレイヤーは、リードしたプレイヤーの左隣から時計回りの順に、1枚ずつカードをテーブル中央に出します。このとき、リードされたスートと同じスートのカードを持っていれば、そのスートのカードのどれかを出さなければなりません。持っていなければどのカードを出してもかまいません。
こうして各プレイヤーが1枚ずつプレイしたら1回の勝負が終わります。これをトリックと呼びます。リードされたスートと同じスートのカードの中で、最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
プレイされたカードは集められないで、そのままテーブル中央に置きます。
勝ったプレイヤーは、次回のリードを行い(手札から1枚のカードを出し)、前回と同じようにプレイを行います。このとき、プレイするカードは前回プレイしたカードに重ねて置きます。
こうして、7トリックを行ったら、プレイ終了です。
最後のトリックに勝ったプレイヤーがこのディールの勝者になります。
勝者は他の各プレイヤーから次のように1〜3ポイントをもらいます。
前回のディールの勝者が次のディールのディーラーになります。
ゲームを終了する決まった回数などはありません。
文中では、ディールとプレイが時計回りに行われると説明しましたが、反時計回りに行われることもよくあるようです。この場合には、文中の「左隣」を「右隣」に読みかえてください。
文中ではカードを1枚ずつ配ると説明しましたが、他の方法で配られることもあります。例えば,7枚ずつです。
Alexey Lobashev氏がガーナのJoseph Essilfy氏のルールとして紹介しているルールでは本文のルールと次のような違いがあります。
ベナン(ガーナの2軒隣の国)には、ジュ・ド・カルテ(仏Jeu de Carte=カードゲーム)という名前の似たようなゲームがあります。違いは次のようになります:
2005年9月3日になかよし村でプレイしました。
最後まで作戦の立て方が分からず、運任せでプレイしてしまいましたが、コツがわかってくれば、かなり面白いのではないでしょうか。
ただ、スピーディーなゲームなので、運任せでプレイするだけでも結構楽しめます。
お金を掛けたりすると結構熱くなるかもしれません。