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ストラト・スフェア(Strato-sphere)

1998/5/2 赤桐

 Andy B氏、Uncle Frank氏、Big Al氏の作った新作ゲームです。


人数

 2 人または 4 人。 4 人の時には向かい合った 2 人がパートナーになります。

カード

 2 人プレイとときは 52 枚の普通のトランプ、 4 人プレイのときには 52枚のトランプを 2 組混ぜて使います。

ディール

 ディーラーはまず各プレイヤーの前のテーブルに 3 枚のカードを裏向けに配ります。この 3 枚はV字型に離して置きます。この 3 枚の場所をノードと呼びます。

 そのあと、各プレイヤーに 6 枚のカードを配ります。これが手札となります。

 残ったカードは資源パイルとなります。

ノード

 ノードの一番上のカードが表向きになっているときには、そのカードのスート( 2 人プレイの時には色)がそのノードの支配者を表わします。

 プレイのときに、一番上が裏向きのノードの一番上のカードを表向きにすることができますが、一番最初にこのプレイが行われたときには、そのとき表になったカードのスート(2人プレイのときは色)がプレイしたプレイヤーのスートとなります。こうして、1人を除いた全員がこのようなプレイを行うまでは、そのプレイヤーが最初に表にしたカードがそのプレイヤーのスート(または色)になります。残った1人は、残ったスート(色)がそのプレイヤーのものになります。

 プレイの目的は、敵のプレイヤーの前にある3個のノードを全部、自分(のチーム)のスート(色)にすることです。

プレイ

 ディーラーの左隣から時計回りの順にプレイが行われます。

 各プレイヤーは自分の番のとき次のうちから3つのプレイをすることができます。同種のプレイを2つ以上行ってもかまいません。また3つ全部行わなくてもかまいません。

 1)資源パイルからカードを1枚取って手札にする。ただし、プレイの途中でも、プレイヤーは7枚より多い手札を持つことはできません。

 2)自分の手札から、1枚のカードを中立ノードの一番下に裏向きに置く(一番上が裏向きのノードを、中立ノードと呼びます)。

 3)自分の手札から、1枚のカードを自分自身の支配するノードの一番下に置く。

 4)中立ノードの一番上のカードを表向きにして、支配者を明らかにする。

 5)自分自身が支配するノードの一番上のカードを裏向きにする。

 6)中立ノードの一番上のカードを、隣接するノードの一番下に入れる。この隣接ノードは誰が支配していても中立でもかまいません。

 7)自分の支配するノードから、隣接する敵が支配するノードを攻撃する。

 なお、自分の支配するノードというのには、パートナーのノードは含みません。

攻撃

 攻撃は自分のノードから隣の敵のノードに対して行われますが、次の条件がないと攻撃を行うことはできません。

  1. 自分のノードに2枚以上のカードがある。
  2. 相手のノードにも2枚以上のカードがある。
  3. 相手のノードの一番上のカードのランクが、自分のノードの一番上のカードのランクと同じかそれより低い。カードのランクは(高)10(低)の順です。

 攻撃の結果、攻撃したノードと攻撃を受けたノードの一番上のカードは破壊されます(プレイから取り除かれます)。両方のノードが中立ノードとなります。

防御

 攻撃が行われるときに、他のプレイヤーは誰でも、自分の手札から、攻撃しているノードの一番上のカードと同じスート(2人ゲームのときは同じ色)でランクが同じかあるいはもっとランクの高いカードを出して、攻撃を防ぐことができます。

 これがあると、手札から出されたカードと、攻撃しているノードの一番上のカードが破壊されます。攻撃しているノードは中立になり、攻撃を受けたノードはそのままということになります。

プレイ終了

 あるチーム(2人ゲームのときはプレイヤー)が、他のチームの1人のプレイヤーの場所にある3個のノードを全部支配したら、そのときすぐにプレイは終了します。