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タマロー(Tamalou)

2017/8/12 赤桐

中近東(レバノンやイスラエル)でプレイされているゲームで、いろいろな名前で呼ばれているようです。 フランスなどのヨーロッパでもプレイされています。

ルールはフランス語Wikipediaによりました。


プレイヤー

2人〜8人。

カード

52枚の普通のトランプを使います。ジョーカー2枚を加えることもできます。

ディール

ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ4枚のカードを配りますが、配ったカードは2x2の長方形に裏向きに置きます。 残ったカードはテーブル中央に置き、山札(Stock)とします。

プレイが始まる前に、各プレイヤーはレイアウトのカードのうち最初に配られた2枚のカードだけを見ることができます(もちろん他の人には見せません)。 見たら裏向きにカードを戻します。プレイが始まったらこのカードを見ることはできません。

レイアウトのカードは、プレイでそのカードを交換して捨てるときか、特殊カードを使ったときにしか見ることはできません。

プレイ

ディーラーの右隣のプレイヤーから反時計回りの順に、次の1,2のいずれかのプレイを行います。

1.山札の一番上のカードを取る

取ったカードは、そのまま捨て札の山に表向きに捨ててもかまいません。 そうでない場合には、自分のレイアウトのカードのどれかと交換します。 取ったカードを裏向きに交換するカードの位置に置き、そこにあったカードは捨て札として表向きにして山札の横に置きます。 捨て札札は必ず同じ位置に重ねて置きます。これを捨て札の山と呼びます。 交換前にレイアウトのカードを見ることはできません。交換後のレイアウトのカードも見ることはできません。

2.捨て札の一番上のカードを取る

この場合、取ったカードをそのまま捨て札の山に捨てることはできません。 必ず自分のレイアウトのカードのどれかと交換します。交換方法は山札のカードを取った場合と同じです。 最初のプレイヤーは捨て札がないので、このプレイを行うことはできません。

タマロー

自分のプレイが終わったあとに、自分のレイアウトのカードの合計が5点以下のプレイヤーは、タマロー(tamalou)を宣言することができます。 この宣言があるとプレイは終了します。

得点

プレイが終了したら、各プレイヤーは自分のレイアウトのカードを表向きにして、 そのカードの点数の合計点を数えます。これがそのディールの得点(失点)となります。

点数は次の通りです:

タマローを宣言したプレイヤーは、そのディールの得点は0点になります。

ただし、タマローを宣言したプレイヤーと同じかそれより下の点数のプレイヤーがいたら、 その人はそのディールの得点が0点になり、タマローを宣言したプレイヤーは普通に点数を合計した得点になります。

特殊カード

次のカードは、山札から取ったカードを捨て札する場合に、特別な働きをさせることができます。 ただし、そうしないで単に捨て札だけすることもできます。

ゲーム

予め決めておいた回数のディールをプレイし、最も得点の低いプレイヤーが勝者になります。