2012/1/7赤桐
オランダでよくプレイされているドリンキングゲームです。 ルールは主にhttp://www.pagat.comによります。 トリックテイキングゲームです。
3人~8人。
普通の52枚のトランプから各スートの2~6のカードを抜いた32枚のカードを使用します。ジョーカーは使いません。各スートの強さは次の通りです:
(強い)10、9、8、7、A、K、Q、J(弱い)
ゲームの前に各プレイヤーは10個のライフ(ポーカーチップなど)を持ちます。 プレイによってこのライフが0になったら、負けになります。
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 次回からは、前回の最後のトリックで勝ったプレイヤーがディーラーになります。
ディーラーはカードを時計回りに1枚ずつ4枚配ります。 配り残りのカードはテーブル中央に置きます。
手札にA、K、Q、Jのカードしかないプレイヤーは、手札を裏向きに自分の前に置いて、配り残 りのカードから4枚を取って手札にすることができます。あるいは、A、K、Q、Jのカード以外を 持っていても、このように交換することもできます。
他のプレイヤーは、交換して裏向きに置いたカードの中にA、K、Q、J以外のカードがあると思ったら、 そのプレイヤーに「チャレンジ」と宣言することができます。 チャレンジがあると、裏向きのカードを表向きにします。もしA、K、Q、J以外のカードがあれば、交換したプレイヤーはライフを1つ失います(しかし交換は有効です)。 そうでなければ、チャレンジを行ったプレイヤーがライフを1つ失います。
ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。
プレーはトリックテイキングゲームのルールに従います。 切札はありません。 フォローの規則は次のようになります:
リードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ち、次のリードを行います。
最後のトリックに勝ったプレイヤーを除いて、ほかの全員がライフを失います。 失うライフの数は、次に述べる「ツーペン」がなければ、1ライフです。
プレイ中のどんな時でも、プレイヤーはツーペンを宣言できます。 トリックのプレイの途中でもかまいません。 ツーペンとは勝てなかったときに失うライフの数を1つ多くしようという提案です。 ツーペンするには、テーブルを強くたたきます。ツーペンはプレイ中に2度以上行われることもあります。
ツーペンがあると、プレイを中断し、ツーペンしたプレイヤーの左隣から時計回りに、 ステイする(留まる)かフォールドする(降りる)かを1人ずつ宣言します。
ステイしたプレイヤーが勝てなければ、1つ増えた数のライフを失います。フォールドしたプレイヤーはそれまでに決まっていたライフの数を失い、プレイから外れます。 もちろん、ツーペンを行ったプレイヤーはそのツーペンで降りることはできません。
たとえば、そのディールの最初のツーペンがあった場合には、ステイしたプレイヤーが勝てなかったときは2ライフ失い、 フォールドしたプレイヤーは1ライフ失うことになります。
ツーペンはプレイ中何度も行うことが可能ですが、同じプレイヤーが続けてツーペンを行うことはできません。 降りているプレイヤーもツーペンできません。 また、負けた時に失うライフ数が、自分の残りのライフ数より大きくなるようなツーペンを宣言することはできません (従って、ライフの残りが1個のプレイヤーはツーペンできません)。
トリックに勝っているプレイヤーが降りた時には、その左隣の留まっているプレイヤーが次のリードを行います。 最後のトリックの勝者がトリックのプレイの途中で降りていたときには、全員がライフを失うことになります。
正式なトーナメントや、大きな賭け金がかかっていないとき、ステイとフォールドの宣言は次のようなルールで行われる事が多いようです:
手札に3枚の10があるときは、口笛を吹かなければなりません。 手札に3枚のJがあるときにも口笛を吹いてもかまいません。 口笛を吹けなければ大きな声で歌います。
手札に4枚の10があるときは、立ち上がらなければなりません。 手札に4枚のJがあるときにも立ち上がってかまいません。
10個のライフを全部失ったプレイヤーが出たら、そのプレイヤーの負けでゲームが終わります。 ドリンキングゲームなら、そのプレイヤーは全員に飲み物をおごらなければなりません。
Pagt.comや英語版Wikipediaによる追加情報です。