2011/11/5 赤桐
スエーデンのトリックテイキングゲームです。 David Parlett氏によれば、このゲームはソロ・ホイストの系統の中で最も洗練されていると同時に、今までに発明されたカードゲームの中で最も複雑なゲームだということです。
ルールは John McLeod氏のインターネットWWWのもの(http://www.pagat.com)に従います。
3人〜4人。4人の時には、ディーラーの右隣のプレイヤーはプレイを休みます。
通常の52枚のトランプを2組使います。混ぜ合わせません。プレイに使うのは1組だけです。
カードの強さの順位は(強)A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2(弱)です。
各プレイヤーは、同じ点数になるようにポーカーチップなどを持ちます。スエーデンでは特殊なチップを使いますが、それについては注で述べます。点数のやりとりを紙に書くことにしてもかまいません。
最初の ディーラーは 任意のやり方 で決めます。ディーラーは ディール ごとに時計回りの順に交代します。
ディーラーは、1組のカードをシャッフルして右隣のプレイヤー(4人ゲームの場合は休んでいるプレイヤー)にカットしてもらった後、左隣のプレイヤーから時計回りに、3枚ずつまとめて全員に配ります。これをあと2回繰り返したあと、最後は4枚ずつまとめて配ります。各プレイヤーの手札は13枚になります。(ディーラーはこのように3-3-3-4枚の順で配らないで、4-3-3-3枚の順で配ってもかまいません。)
配り残りの13枚のカードはタロン(talon、stock)と呼ばれます。
この間に、ディーラーの右隣のプレイヤー(4人ゲームの場合はディーラーの向かいのプレイヤー)がもう1組のカードをシャッフルして、これをひっくり返して底のカードが見えるようにして、このプレイヤーの右側に置きます。表向きのカードのスートが、このディールのプレファランス(Preference)のスートとなります。このスートと同色のもう1つのスートがセカンド・プレファランス(Second Preference)のスートとなります。それ以外のスートは普通のスートです。
2回目以降のディールでは、ディーラーは前回プレファランスを表示していたカードを取って、裏向きにして、シャッフルしないで右隣のプレイヤーにカットしてもらったあと、プレイ用のカードとして配ります。
フォアハンド(ディーラーの左隣のプレイヤー)から時計回りの順にビッドを行ないます。フォアハンドは最初のビッドでは必ずなにかのビッドを行わなければなりません。
それ以降は、ビッドをしたくなければパスをすることができます。一度パスをすれば、そのあとはビッドに参加できません。
ビッドは、このルールの最後にあるビッド表のなかの、どれかのビッドの名前を宣言することによって行います。表の中で下にいくほど強いビッドになります。ビッドは何巡でも行われますが、最初のビッド以外では、今までのビッドより強いビッドしかできません。
プレイ前に切札を指定できるようなビッド(シックス、セブン、エイト、ナイン、ガスク、ソロ、ビラ、ソロ・ビラ)の時には、普通のビッドがあった後に、同じビッドに「カラー」を付け加えてしてビッドすることができます。これは、プレファランスまたはセカンド・プレファランスを切り札にするという宣言です。カラーの宣言があったら、そのあとのプレイヤーは同じビッドに「プレファランス」を付け加えてしてビッドすることができます。これは、プレファランスを切り札にするという宣言です。
フォアハンドは他のプレイヤーの最後のビッドに対して、ホールドを宣言して、同じビッドをすることができます。ディーラー以外のもう1人のプレイヤーも、ディーラーのビッドに対してホールドを宣言することができます。
今までパスをしていないプレイヤーがクク(全トリックを負けるというビッド)に対してパスをして、ククのプレイヤーがプレイに成功した場合、パスをしたプレイヤーが手札の少なくとも1つのスートの中にロー・ガード(low guard)と呼ばれる次のようなカードを持っていなければ、8点をポット(テーブル上で共有のチップを置く場所)に支払わなければなりません。
(xは左のカードより低いカードです。全パターンを挙げると、2、4-3、6-5-4、6-5-3、8-7-6-5、8-7-6-4、8-7-6-3、8-7-5-4、8-7-5-3になります)
最後にパス以外のビッドしたプレイヤーがデクレアラー(declarer)になります。
ゲームを始める前に、各プレイヤーはポット(テーブル上で共有のチップを置く場所、alar, stambetar)に、8点分のチップを拠出します。プレイ中にポットのチップがなくなった場合にも、全員が8点ずつ出します(プレイに参加していないプレイヤーも出します)。
ビッドには、何トリックか以上を取るというビッドと、全トリックを負けるというビッドがあります。もちろん、プレイでこの通りになれば、デクレアラーの勝ちです。
1トリックだけ取るのが少なかったり、全トリック負ける代わりに1トリック取ってしまった場合は、シングル負けとなります。それ以上ビッドと違うと、ダブル負けになります。
交換が可能なビッドの場合、一度交換した後に、もう一度交換ができることがあります。しかしこのように2回の交換を行うと、点数がデクレアラーの不利になります(勝っても点数がもらないか、少し支払わなければなりません)。このときにも、勝ち、シングル負け、ダブル負けの3つの場合があります。
このルールの最後にビッド表を載せていますが、2度の交換を行わない場合、「ポット点」の「通常ゲーム」の「勝ち」「負け」「ダブル」の欄に書かれているのが、勝ち、シングル負け、ダブル負けのときの点数です。
勝った場合は、この点数をポットからもらいます。負けた場合は、この点数をポットに支払います。
交換を2度行ったデクレアラーの場合には、「ポット点」の「再交換」の「勝ち」「負け」「ダブル」の欄を見て、その点数をポットからもらうか、支払うかします。
交換を何度行うかに関わらず、さらに、デクレアラーは表の「プレイヤー点」の欄をみて、勝った場合にはその点数を各プレイヤーからもらい、負けた場合はその点数を各プレイヤーに支払います。シングル負けとダブル負けの区別はありません。4人ゲームでプレイに参加していないプレイヤーは支払いも受け取りもありません。
ビッド表の「プレイヤー点」には3つの欄があります。「プレファ」は切札がプレファランスのスートだった場合、「セカンド」は切札がセカンド・プレファランスのスートだった場合、「その他」はそれ以外の場合です。「その他」には、切札がプレファランスやセカンド・プレファランス以外のときと切札なしのときが含まれます。点数が0の場合は、プレイヤー点のやりとりはありません。
ビッドの種類により、デクレアラーは次のどれかの方法で手札とタロンの交換をする(しない)ことになります。
タロンと交換を行うようなビッドの種類の場合、デクレアラーは交換後に降伏を行い、シングル負けととすることができます。
デクレアラーは、タロン全部と交換を行わなかった場合には、2度目の交換を行うこともできます。そのあとで降伏することもでき、その場合もシングル負けとなります(ただし再交換なので点数はちがいます)。
デクレアラーの交換・再交換後にタロンが残っていたら、あるいはデクレアラーが交換しなかったら、デクレアラー以外のプレイヤーも交換を行うことができます。まず、ディーラーの左隣のプレイヤーが0枚〜残りのタロンの数の手札を捨て札して、その枚数のカードをもらいます。まだタロンが残っていたら、残りのプレイヤーも同様に交換できます。
交換後にタロンが残っていたら、誰も見ないでプレイにも使用しません。捨て札したカードは、プレイが始まる前は捨て札したプレイヤーが見ることができますが、プレイが始まったら誰も見ることはできません。
なお、交換をしないビッドでも降伏はできますが、ダブル負けとなります。
常にフォアハンド(ディーラーの左隣のプレイヤー)が最初のリードをします。
通常のトリックテイキングゲームのルールに従ってプレイします。つまり:
デクレアラーの目的が全トリックを負けることである場合は、切札はありません。
ビッドの種類によっては、デクレアラーの手札が11枚や12枚のことがありますが、デクレアラーの手札がなくなったら、そのトリックでプレイは終了します。
プレイ中のプレイヤー同士のプレイについての話し合いは禁止されます(「ソロ・グラン・ミゼール・ウベア・ロイヤル」のビッドのときは例外です)。
ビッドには次のような種類があります。
デクレアラーはタロンを全部取って手札に入れたあと、13枚を捨て札します。そのあと、切札を宣言します(どのスートを切り札にするかを言います)。勝つためにはデクレアラーは13トリック全部に勝たなければなりません。
デクレアラーはタロンを全部取って手札に入れたあと、13枚を捨て札します。勝つためにはデクレアラーは13トリック全部を負けなければなりません。
最初にカードをプレイするときに手札を全部表向きにテーブルの上の置き、最後まで公開しておきます。
まず、デクレアラーはガスクのビッドの数字だけを変えて、ビッドしたより強いビッドのガスクを宣言しなおすことができます(ガスク0からガスク1への変更など)。
次に、宣言の数字(0〜6)の枚数を手札に残し、他のカードを捨て札したあと、タロンを全部手札に入れ、手札が13枚になるように捨て札します。
交換後、ガスク0〜3のときには、次のいずれかのプレイを選ぶことができます。
ガスク3,4のときには、次のいずれかのプレイを選ぶことができます。
ガスク5,6のときには、切札を宣言して、少なくとも12トリック取ることを目的とします
ガスクは、カラーやプレファレンス宣言付きでビッドできますが、その場合は、全トリック負けることを目的とすることはできません。
デクレアラーはまず切札を宣言します。そのあと、手札から0枚〜13枚のカードを捨て札し、タロンから捨て札した枚数のカードをもらいます。
再交換する場合は、切札は変えることはできません。1枚以上を交換をしなければなりません。再交換の時には他のプレイヤーに何点か支払います(プレイを休んでいるプレイヤーには支払いません)。支払うのはビッド表の右端の「プレイヤー点」のところの額です。切札のスートがカラーかプレファランスかそれ以外かによって欄が違ってきます(その欄の数字が0なら支払いはありません)。
タロンが残っていれば、他のプレイヤーも交換できます。
宣言した数字以上のトリック数を取ることを目的とします。
デクレアラーはまずタロンの一番上のカードを表向きにします。このスートが切札になります。そのあと、手札から1枚〜13枚のカードを捨て札し、タロンから捨て札した枚数のカードをもらいます。切札を決めたカードは、タロンからもらう最初のカードになります。
再交換するには、タロンに2枚以上のカードが残っていなければなりません。残りのタロンの一番上のカードを表向きにして切札のスートを決めます。1枚以上何枚でも交換できます。再交換の時には、シックスなどのときと同様に、他のプレイヤーへの支払いがあります。最初の切札のスートがカラーやプレファランスかどうかにより、支払の額が変わります。
タロンが残っていれば、他のプレイヤーも交換できます。
宣言した数字以上のトリック数を取ることを目的とします。
デクレアラーはタロンの一番上とその次のカードを表向きにします。このうちどちらかのカードのスートを切り札に宣言します。そのあと、手札から2枚〜13枚のカードを捨て札し、タロンから捨て札した枚数のカードをもらいます。表向きになったカードも、タロンからもらうカードの一部になります。
再交換するには、タロンに3枚以上のカードが残っていなければなりません。残りのタロンの最上部の2枚のカードを表向きにして切札のスートを決めます。2枚以上何枚でも交換できます。再交換の時には、シックスなどのときと同様に、他のプレイヤーへの支払いがあります。最初に決めた切札のスートがカラーやプレファランスかどうかにより、支払の額が変わります。
タロンが残っていれば、他のプレイヤーも交換できます。
宣言した数字以上のトリック数を取ることを目的とします。
デクレアラーはタロンの上から3枚のカードを表向きにします。このうちどれかのカードのスートを切り札に宣言します。そのあと、手札から3枚〜13枚のカードを捨て札し、タロンから捨て札した枚数のカードをもらいます。表向きになったカードも、タロンからもらうカードの一部になります
再交換するには、タロンに4枚以上のカードが残っていなければなりません。残りのタロンの最上部の3枚のカードを表向きにして切札のスートを決めます。3枚以上何枚でも交換できます。再交換の時には、シックスなどのときと同様に、他のプレイヤーへの支払いがあります。最初に決めた切札のスートがカラーやプレファランスかどうかにより、支払の額が変わります。
タロンが残っていれば、他のプレイヤーも交換できます。
9トリック以上を取ることを目的とします。
まず、デクレアラーはビッドした以上の数字のコプミゼールを宣言しなおすことができます。
次に、手札から宣言した枚数(1〜6)のカードを捨て札し、タロンから捨て札した枚数のカードをもらいます。
再交換するときには、最初の枚数と同じ枚数を捨て札して、タロンからその枚数のカードをもらいます。再交換の時には、シックスなどのときと同様に他のプレイヤーへの支払いがあります。ビッドの表の「プレイヤー点」の「その他」のところの額を払います。
交換後に1枚のカードを捨て札して12枚のカードでプレイします。コプミゼール1のときだけは2枚を捨て札して11枚のカードでプレイします。再交換を行う時には、この捨て札は再交換後に1度だけ行わなければなりません。
この捨て札のあと、タロンが残っていれば、他のプレイヤーも交換できます。交換後も手札は必ず13枚になるようにします。
切札なしで全トリックを負けることを目的とします。
まず、デクレアラーはビッドした以上の数字のソロあるいはソロ・ビラを宣言しなおすことができます。
次に、デクレアラーは切札を宣言します。タロンとの手札の交換は行いません。
他のプレイヤーはタロンとの交換ができます。
宣言した数字以上のトリック数を取ることを目的とします。ソロ・ビラの場合は全トリックを取ることを目的とします。
デクレアラーはタロンとの交換は行いません。ソロ・プチ・ミゼールの場合には手札から1枚を捨て札します。ソロ・グラン・ミゼールでは捨て札は行いません。
他のプレイヤーはタロンと交換できますが、ソロ・プチ・ミゼールの場合にもデクレアラー以外の手札は13枚になるようにします。
切札なしで全トリックを負けることが目的です。
ソロ・プチ・ミゼールやソロ・グラン・ミゼールと同様に交換やプレイを行います(ソロ・プチ・ミゼール・ウベアの場合には手札から1枚を捨て札します)。
デクレアラーは、他のプレイヤーが交換を終わったあと、最初のトリックのリードが始まる前に、手札をすべて公開します(プレイの間ずっと公開します)。
ソロ・プチ・ミゼール・ウベアやソロ・グラン・ミゼール・ウベアと同様に交換や公開プレイを行います(ソロ・プチ・ミゼール・ウベルト・ロイヤルの場合には手札から1枚を捨て札します)。ただし、手札の公開は他のプレイヤーの交換前に行います。
ソロ・グラン・ミゼール・ウベア・ロイヤルのときには、デクレアラー以外の2人は、互いの手札を見せ合うことができ、何枚ずつ交換するかやどのようにプレイするかを話し合うことができます。
いつゲームが終了するかには特に決まりはないようです。
終了したら、ポットのチップは全員で分配します。割り切れないチップは、最も負けているプレイヤーのものになります。
最もチップの多いプレイヤーが勝ちになります(引き分けもあります)。開始時に持っていたチップと終了時のチップの差が、勝ち分、負け分となります。
番号 | 名前 | 切札 | 交換 | 目的 | ポット点 | プレイヤー点 | |||||||
通常ゲーム | 再交換 | プレファ | セカンド | その他 | |||||||||
勝ち | 負け | ダブル | 勝ち | 負け | ダブル | ||||||||
1 | シックス(6) | 指定 | 有 | 6 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 1 | 0 | 0 |
2 | トゥルネ6 | 1開 | 有 | 6 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 1 | 0 | 0 |
3 | セブン(7) | 指定 | 有 | 7 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 1 | 0 | 0 |
4 | ビンイェル6 | 2開 | 有 | 6 | 8 | 16 | 32 | 0 | 48 | 80 | 1 | 1 | 0 |
5 | ガスク0 | 指定 | 0残全 | 7/0(11) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 1 | 0 | 0 |
6 | クク | 無 | 全 | 0(13開) | 8 | 16 | 32 | - | - | - | - | - | 0 |
7 | トゥルネ7 | 1開 | 有 | 7 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 1 | 1 | 0 |
8 | コプミゼール1 | 無 | 1 | 0(11) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 0 |
9 | ガスク1 | 指定 | 1残全 | 8/0(12) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 1 | 0 | 0 |
10 | エイト(8) | 指定 | 有 | 8 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 1 | 1 | 0 |
11 | ビンイェル7 | 2開 | 有 | 7 | 8 | 16 | 32 | 0 | 48 | 80 | 3 | 1 | 1 |
12 | トゥルネ8 | 1開 | 有 | 8 | 16 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 3 | 1 | 1 |
13 | コプミゼール2 | 無 | 2 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 0 |
14 | ガスク2 | 指定 | 2残全 | 9/0(13) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 1 | 1 | 0 |
15 | ソロ6 | 指定 | 無 | 6 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 1 | 1 | 0 |
16 | ビンイェル8 | 2開 | 有 | 8 | 16 | 16 | 32 | 0 | 48 | 80 | 5 | 3 | 1 |
17 | コプミゼール3 | 無 | 3 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 0 |
18 | ガスク3 | 指定 | 3残全 | 10/0(12開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 2 | 1 | 0 |
19 | ナイン(8) | 指定 | 有 | 9 | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | 3 | 1 | 1 |
20 | コプミゼール4 | 無 | 4 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 1 |
21 | ガスク4 | 指定 | 4残全 | 11/0(13開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 3 | 1 | 1 |
22 | トリンイェル9 | 3開 | 有 | 9 | 24 | 24 | 48 | 8 | 72 | 120 | 11 | 5 | 3 |
23 | コプミゼール5 | 無 | 5 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 1 |
24 | ガスク6 | 指定 | 6残全 | 12 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 4 | 2 | 1 |
25 | ソロ7 | 指定 | 無 | 7 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 2 | 1 | 0 |
26 | コプミゼール6 | 無 | 6 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | 0 | 24 | 40 | - | - | 1 |
27 | ガスク5 | 指定 | 5残全 | 12 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 5 | 3 | 1 |
28 | ソロ8 | 指定 | 無 | 8 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 4 | 2 | 1 |
29 | ビラ | 指定 | 全 | 13 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 8 | 4 | 2 |
30 | ソロ・プチ・ミゼール | 無 | 無 | 0(12) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 2 |
31 | ソロ9 | 指定 | 無 | 9 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 8 | 4 | 2 |
32 | ソロ・グラン・ミゼール | 無 | 無 | 0(13) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 4 |
33 | ソロ10 | 指定 | 無 | 10 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 16 | 8 | 4 |
34 | ソロ・プチ・ミゼール・ウベア | 無 | 無 | 0(12開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 8 |
35 | ソロ・プチ・ミゼール・ウベア・ロイヤル | 無 | 無 | 0(12開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 16 |
36 | ソロ11 | 指定 | 無 | 11 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 32 | 16 | 8 |
37 | ソロ・グラン・ミゼール・ウベア | 無 | 無 | 0(13開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 24 |
38 | ソロ・グラン・ミゼール・ウベア・ロイヤル | 無 | 無 | 0(13開) | 8 | 8 | 16 | - | - | - | - | - | 32 |
39 | ソロ12 | 指定 | 無 | 12 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 64 | 32 | 16 |
40 | ソロ・ビラ | 指定 | 無 | 13 | 8 | 8 | 16 | - | - | - | 128 | 64 | 32 |
スエーデンでは、各プレイヤーは自分の色のチップを持ちます。チップは形により点数が決まっています。
長い長方形: 1ピナー(単数形pinne、複数形pinnar)
丸: 2ピナー(pnnar)
短い長方形: 1ベター(単数形bet、複数形betar)=8ピナー
三角: 5ベター
普通は最初に各プレイヤーは、長い長方形10個、丸を10個、短い長方形を5個、三角を5個を持ちます。三角のチップはないこともあり、その場合は、他の枚数は変えず、三角は持ちません。
プレイが終わると、各プレイヤーは自分の色が自分の所に来るように交換(等価交換)を行います。自分の色以外のものが残ったらそれが勝ち分となります。
ポットにはベターのチップを1つずつ拠出することになります。http://www.pagat.comにはベターのチップがなくて拠出できないときは他の形の自分の色のチップを出しておき、プレイが終わった時にそれを回収するというような記述もありましたが、どのように精算するのかよくわかりません。得点を紙に書いてもよいという記述もありましたので、負けの額の上限があるわけでもないようです。
ビッド表は、ストックホルムビラ協会の1998年のものを用いました。http://www.pagat.comの本文やDavid Parletの本(The Penguin Book of Card Games)ではもっと伝統的なビッド表を採用しています。
2011年11月5日に、なかよし村でプレイしました。
説明に時間はかかったものの、ビッド表を見ながら、ビッドとプレイはスムーズに進めることができ、楽しくプレイできました。
ビッドの強さとプレイの難度や得点とが比例しないところが不思議です。
またプレイしたいと思えるようなゲームでした。