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争分(Zheng Fen ジョンフェン)

2005/6/4 赤桐

 中国で盛んなゲームのようです。分というのは得点の意味ですので「得点を争うゲーム」と言う意味になります。

 プレイは大貧民に似ていますが、取ったカードの点数を競います。

 ルールはJohn McLeod氏のインターネットのサイト(http://www.pagat.com/)によりました。


プレイヤー

 3人〜6人。

カード

 普通の52枚のカードと2枚のジョーカーを使います。2枚のジョーカーは区別できなければなりません。1枚を大ジョーカー(大王)、もう1枚を小ジョーカー(小王)とします。

 ランクの並びは、弱いものから、10小ジョーカー大ジョーカーになります。

カードの点数

 カードには次のような点数があります。下記以外のカードには点数はありません。

キング 10点
10 10点
5点

ディール

 最初の親は任意のやりかたで決めます。

 まず、親は、シャッフルを行い、誰かに、カットしてもらってから、テーブル中央に裏向きにすべてのカードを置きます。

 そのあと、親から順に反時計回りにテーブル中央に置かれたカードの一番上を1枚ずつ取っていきます。これを全部のカードがなくなるまで続けます。プレイヤーの人数によっては、プレイヤーの手札の数が1枚違うことがありますが、かまいません。

プレイ

 Hを持っているプレイヤーからプレイを始めます(Hをプレイしなければならないわけではありません)。プレイは反時計回りの順で行われます。

 最初にプレイする人は、手札から1枚またはそれ以上のカードの組を出します。カードは後で述べる組み合わせのうち1つでなければりません。

 それ以降のプレイヤーは、同じ種類の組み合わせのカードで、今までに出ているものより強いカードの組を出さなければなりません(同じ強さではだめです)。出せないときや出したくないときはパスをします。パスは何回でもできます。

 通常のトリックテイキングゲームのように各プレイヤーに1度だけプレイの機会があるのではなく、カードを出している限り、何順でもプレイは回ります。1度パスをしたプレイヤーが、後でプレイをすることもできます。

 誰かがカードを出した後に、他のプレイヤー全員が連続してパスをしたら、1つのトリックが終わります。

 1つのトリックが終わると、最後にカードを出したプレイヤーがそのトリックでプレイされたカードをすべて取って裏向きに自分の前に置きます。このカードはもうプレイには使われません。

 次に、最後にカードを出したプレイヤーが手札から1枚またはそれ以上のカードの組を出して次のトリックのプレイを始めます。もしこのプレイヤーの手札がなくなっていた場合には、その右隣のプレイヤーが最初のプレイを行います。

 こうしてプレイを続けていくうちに、手札がなくなったプレイヤーはプレイから抜けていきます。トリックが終わって手札のあるプレイヤーが1人以下ならば、プレイ終了です。最初に手札がなくなったプレイヤーが1位、最後まで手札が残っていたプレイヤーが最下位です。(最後のトリックで全員の手札がなくなった場合には、最後に手札のなくなったプレイヤーが最下位です。)

組み合わせの種類

 プレイできる組み合わせの種類と、同じ種類の中での強弱のつけかたは次の通りです:

1)1枚

 どのカードでも1枚出すことができます。強さは、弱いものから10小ジョーカー大ジョーカーの順です。スートは関係ありません。

2)同位カード2枚(二同牌)

 同じランクのカード2枚をまとめて出すことができます。例えばCHの2枚をまとめて出せるわけです。強さは1枚の場合と同様です。スートは関係ありません。

3)同位カード3枚(三同牌)

 同じランクのカード3枚をまとめて出すことができます。強さは1枚の場合と同様です。スートは関係ありません。

4)同位カード4枚(四同牌)

 同じランクのカード4枚をまとめて出すことができます。強さは1枚の場合と同様です。

5)同位カード2枚のシークエンス

 同位カード2枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。たとえばSH4-HC5-SDというようにです。スートは関係ありません。

 続き札は、...、小ジョーカー大ジョーカーの順であり、大ジョーカーはつながりません。

 後で出すときには、最初に出された組のシークエンスの長さと同じでなくてもかまいません(短くても長くてもかまいません)。

 シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。ランクが同じならば、シークエンスが長いほうが強くなります。強さにおいてもスートは関係ありません。

6)同位カード3枚のシークエンス

 同位カード2枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。シークエンスの順や強さの順は同位カード2枚のシークエンスと同様です。

7)同位カード4枚のシークエンス

 同位カード2枚ずつが3つ以上の続き札になっているときにまとめて出すことができます。シークエンスの順や強さの順は同位カード2枚のシークエンスと同様です。

8)フルハウス(三帯二)

 次の4つのいずれかの組み合わせです。

 強さは、同位カード3枚のランクで決まります。これが同じならば(ワイルドカードを使えばありえます)、スートや組み合わせの種類や同位カード以外のカードに関わりなく、同じ強さになります。

9)同じスートのシークエンス(同花順)

 同じスートの5枚以上の続き札です。続き方は、...、小ジョーカー大ジョーカーの順であり、大ジョーカーはつながりません。

 後で出すときには、最初に出されたシークエンスの長さと同じでなくてもかまいません。

 シークエンスの最も高位のランクのカードを比べて、ランクの高いほうが強いことになります。ランクが同じならば、シークエンスが長いほうが強くなります。スートは強さに関係ありません。

10)スペシャル

 次の3つのいずれかの組み合わせです。下に行くほど強くなります。

 この組み合わせは最初に出すこともできますが、プレイのルールの例外として、上記1〜9の組み合わせが最初に出された後に(同じトリックで)出すこともできます(1〜9の最も強い組よりも強いことになります)。

ワイルドカード

 上記の2〜9の組み合わせでは、ジョーカーはワイルドカードとして使うこともできます。つまり、他のどのカードの代わりとしても使うことができます。

 ワイルドカードが入っているからと言って、強さが弱くなることはありません。

 ワイルドカードを点数のあるカードの代わりに使っても、取ったときの点数は0点のままです。

得点

 プレイが終了すると、最下位のプレイヤー(最後まで手札がなくならなかったプレイヤー)は1位のプレイヤー(最初に手札がなくなったプレイヤー)に、自分の取ったカードと残っている自分のカードを全部与えます。

 そのあと、各プレイヤーは自分の取ったカードの点数を合計します。1位のプレイヤーはもらったカードの点数も加えます。最下位のプレイヤーは0点です。

 累計点が500点に達したプレイヤーがいたらゲーム終了です。最も累計点の多いプレイヤーが勝者になります。(1000点になるとゲーム終了とすることもあります。)

2回目からのディール

 2回目からのディールでは、前回最下位のプレイヤーがシャッフルを行います。前回1位のプレイヤーが親になり、親からカードを取っていきます。

 親が最初のプレイを行います(Hを持っているプレイヤーではありません)。


2005年6月4日、なかよし村でプレイしました。

大貧民+トリックテイキングのようなゲームで、変なゲームかと思いましたが、やってみると非常に面白いゲームです。

大貧民ファンのひとも一度やってみることをお勧めします。