1999/7/3 赤桐
Denis Paul Himes氏の作ったゲームです。
2人〜6人
普通の52枚のトランプにジョーカー2枚を加えた54枚のカードを使います。
ディーラーは任意の方法で決めます。2回目以降は時計回りに交代します。
ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ8枚のカードを配ります。
カードをプレイするときに次のようなカードをまとめて出せることがあります。これをセットと呼びます。セットには次の4種類があります。
ジョーカーはセットを作るためのワイルドカードになります。そのセットに含まれないカードの代わりとして使うことができます。
ディーラーの左のプレイヤーが1枚のカードまたは上記のセットになるカード1組を手札から出してテーブルに表向きに置きます。これをリードと呼びます。
リードがセットの場合をセットのリードと呼び、それ以外の場合をカードのリードと呼ぶことにします。
カードのリードの場合はトリックテイキングのようにプレイが進みますが、セットのリードの場合は、独特のプレイのやり方になります。
時計回りの順に1回りプレイを行います。プレイヤーは1枚ずつカードを出さなければなりませんが、どのカードを出すかは自由です。
リードされたスートで最強のカードを出したプレイヤーが勝ちます。カードの強さはA、K、Q...3、2の順です。
勝ったプレイヤーの出したカードは捨て札となります。それ以外のカードは勝ったプレイヤーの手札に入ります。
セットをリードするとき、2種類以上のセットとなりうる場合には、どの種類のセットになるのかを宣言しながら出します。
他のプレイヤーは、時計回りの順にプレイしていきますが、つぎのいずれかを行います。
1)パス: 何もしません。
2)2を出す: 2を出すと、2とプレイされているされたセットと出したは捨て札となります。2を出したプレイヤーが次のリードを行います。
3)同じ種類でもっと強いセットを出す
より強いセットとは次のいずれかのセットです。
この場合、リードされたセットは捨て札となります。
最後にセットを出したプレイヤーから1順の間、全員がパスすると、最後のセットはプレイヤーの前のテーブルに、プレイ中のカードとは区別して、表向きに置かれます。そのプレイヤーが次のリードを行います。
リードすることになったプレイヤーは、リードの前に、プレイされた後のセットに手札から1枚以上を付け加えることができます。自分だけでなく他のプレイヤーのプレイ後のセットに付け加えることもできます。このときセットの種類が以前と変わってもかまいません。
リードすることになったプレイヤーは、リードの前に、プレイされた後のセットに含まれるジョーカーと手札のカードを交換することができます。ただし、このとき交換されたセットがまだセットとして認められる状態でなければなりません。セットの種類は以前と変わってもかまいません。自分だけでなく他のプレイヤーのセットのジョーカーとも交換できます。
リードすることになったプレイヤーの手札がない場合に、プレイは終了します。
各プレイヤーは、自分のプレイ後のセットについて、次の点数を得ることができます。
エース、マルチプルの場合:
カードの枚数 | 点数 |
1 | 1 |
2 | 2 |
3 | 4 |
4 | 8 |
カップルの場合
同じスートのKとQ | 8点 |
同じスートのQとJ | 4点 |
異なるスートのKとQ | 2点 |
異なるスートのKとQ | 1点 |
2 | 2点 |
ランの場合:
2枚 | 2点 |
以降1枚増える毎に | 2点追加 |
何ディールかプレイして、誰かの得点が32点に達したらゲーム終了です。
最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。