2022/10/1 赤桐
バスタード・ブラッグのうち、ライフを使うゲームを紹介します。
ルールはhttp://www.pagat.comによります。
普通の52枚のトランプを使います。ジョーカーは使いません。
カードのランクはA、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2の順です。
3人〜10人(おそらく4人〜6人がベスト)
プレイの前にポーカーチップなどを各プレイヤーに3個ずつ配ります。 これが各プレイヤーのライフになります。
配られた手札にはポーカーと同じように手役がつきます。強い順に次の通りです。
プライアル(Prial): 同じランクの3枚のカードです。プライアルどうしを比べるときは、強いランクのカードのプライアルのほうが強くなります。ただし、3のプライアルが最強になります。
ランニングフラッシュ(Running flush): 同じスートの続き札です。例えば6-5-4などです。AはKの上にしか使えません。つまりA-K-Qは可能ですが、3-2-Aとはできません。ランニングフラッシュどうしを比べるときは、各手札の最も強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。
ラン(Run): 続き札です。同じスートでなくてもかまいません。例えばQ、J、10とかです。Aのつながり方や、ランどうしの比較はランニングフラッシュと同様に考えてください。
フラッシュ(Flush): 同じスートのカード3枚です。続き札である必要はありません。フラッシュどうしを比べるときは、各手札の最も強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。同じランクならば、2番目に強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。それも同じならば最も弱いカードを比べます。
ペア(Pair): 同じランクの2枚のカードを含んだものです。ペアどうしを比べるときは、ペアのランクを比べ強いランクのペアを含むものの方が強くなります。同じならば、ペアでないカードのランクを比べます。
ハイカード(High Card): 上記の手役のないものです。ハイカードどうしを比べるには、フラッシュと同様に強いカードから比べていきます。
本来のブラッグにはスートの強弱がなく、同じ強さの手札が存在することもありますが、 このゲームではスートの強弱を比べます。 スートは強い順にスペード、ハート、ダイヤモンド、クラブです。 (ペアなら2枚のカードのうち強いスートのものどうしを比べます。ランやハイカードなら最も高位のカードのスートを比べます。)
最初のディーラーは任意の方法で決めます。ディール毎にディーラーは時計回りに交代します。
ディーラーはディーラーの左隣から時計回りに1枚ずつ裏向きに配り、テーブル中央にも1枚を裏向きに配ります。 それをもう2回繰り返します。 ただし、テーブル中央に最後に配るカードは表向きにします。 各プレイヤーに配られた3枚のカードは手札になります。
テーブル中央のカードをカードを場札と呼ぶことにします。
ディーラーの左隣から時計回りの順に、各プレイヤーは次のどれかのプレイを行います。
ノックをするとき以外は、必ず交換をしなければなりません。 ノックのあとのプレイでも交換が必要です。
プレイが終わると全プレイヤーは手札を公開します。 最も低い手役のプレイヤーがライフを1つなくします。
ライフがなくなったプレイヤーは、プレイができなくなります。 最後までライフがなくならなかったプレイヤーの勝ちです。
2022年10月1日、なかよし村でプレイしました。 簡単ですがスリリングなゲームです。 シュビメンと同種のゲームですが、ノックのあとでも交換を強制されることが、 ブラッグの役ともあいまって、理不尽ながら面白くなっているように思えました。