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カード・バラッチ(Card Buluch)

2021/8/22 赤桐

Harry Wollerton氏がGame&Puzzle誌1974年8月号で発表した自作ゲームです。


プレイヤー

2人(3人以上でもプレイ可能なようだが作者は2人ゲームとしています)

カード

ジョーカーを入れない普通のトランプ。52枚。

プレイ

カードはシャッフルした後、テーブル中央に裏向きに山札として置きます。

各プレイヤーは、自分の番のとき、山札から1枚ずつ何枚でも取って得点することができます。ただし、が出たときは、バーストとなり、得点は全く得られません。

(山札がなくなったら、プレイ中以外のカードをシャッフルして、再び山札にすればよいでしょう。)

得点

得点は次の10種類のどれかです。

  1. 赤いカード(ダイアモンドまたはハートのカード)の枚数が、黒いカード(クラブまたはスペードのカード)の枚数より多い場合。多い枚数に3をかけた点数を得点します。
  2. 黒いカードの枚数が、赤いカードの枚数より多い場合。多い枚数に3をかけた点数を得点します。
  3. 取ったカードがすべて赤いカードである場合。カードの点数の合計を得点します。カードの点数は10はその数字の点数、は10点(以下の項目でも同様)。
  4. 取ったカードがすべて黒いカードである場合。カードの点数の合計を得点します。
  5. 取ったカードがすべて絵札()である場合。カードの点数(各10点)の合計を得点します。
  6. 取ったカードがすべて数札(10)である場合。カードの点数の合計を得点します。
  7. 取ったカードの中にツー・ペア(同じランクのカード2枚が2組)がある場合。ツー・ペアのカードの点数を合計します。
  8. 取ったカードの中にスリー・ペア(同じランクのカード2枚が3組)がある場合。スリー・ペアのカードの点数を合計します。
  9. カードを3枚取って、それがスリーカード(同じランクのカード3枚)になっている場合。3枚のカードの点数を合計します。
  10. カードを5枚取ってそれがストレート(続き札)になっている場合。5枚のカードの点数を合計します。例えば、10などです。スートは違っていても構いません。

得点方法

ヤッティーの得点表のように、上記1~10を各行に書いた得点表を用意します。(各得点の種類をボックスと呼びます)。

ボックス番号 プレイヤー1 プレイヤー2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10

各プレイヤーは、自分の番が終わったら、どれかのボックスに得点を記入しなければなりません。バーストしたときや記入できる(記入したい)ボックスがないときは、どれかのボックスを選んで「X」を記入しなければなりません。

すでに得点が記入されているボックスや、Xが記入されているボックスには、記入することができません。

各プレイヤーが10回ずつプレイするとプレイ終了です。合計得点が大きいほうが勝者となります。xはもちろん0点と数えます。


2021年8月22日にプレイしました。

ヤッツィーの得点システムにバーストを組み合わせたトランプゲームですが、普通に楽しめます。