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フェフ(Chwech)

2025/10/4 赤桐

David Parlett氏の作ったゲームの1つです。氏のホームページに紹介されています。

フェフはウェールズ語で6のことで、6人用ゲームですが、他の人数でもプレイできます。


プレイヤー

4人~7人。まず6人ゲームを紹介します。

カード

普通の52枚のトランプのジョーカーを2枚加えます。

スートのカードの強さは、強いものから次のようになります。

10ジョーカー

ディール

最初のディーラー任意に決めます。 次回からは時計回りに交代します。

ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ9枚のカードを配ります。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーが手札からカードをテーブルに表向きに出します。(これをリードと呼んでおきます。)

他のプレイヤーは時計回の順に、カードを1枚プレイする(手札からカードを表向きにテーブルに出す)か、パスをします。 カードをプレイするときは、リードされたスートのカードまたはジョーカーをプレイしなければなりません。 1周すると1回のプレイが終わります。(これをトリックと呼んでおきます。)

ジョーカーはリードすること(最初のプレイを行うこと)はできません。 また、ジョーカーがプレイされていたら、もう1枚のジョーカーをプレイすることはできません。 をプレイするときは「ハイ」(最強)または「ロー」(最弱)と宣言します。 プレイ可能なのにパスを行ってもかまいません。

最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ち、次回のリードを行って、同様にプレイが続きます。 誰かの手札がなくなったら、そのトリック終了後、プレイは終わりになります。

ただし、2回目以降のトリックでは、リードすることをパスすることもできます。 最初のパスのあと、それに続くプレイヤーもリードをパスをすることができます。 全員がパスをしたらゲーム終了です。 なお、リードをパスしたらそのプレイヤーはそのトリックではもうプレイできません。

得点

各プレイヤーは、自分の取ったカードの枚数を9で割り、その余りに自分の使用したカードの枚数を掛けたものを得点します。 ただし、ちょうど9で割り切れたときは9点に使用カード枚数を掛けたものを得点します。 使用カード枚数は、9からプレイ終了時の手札の枚数を引けば分かります。

ゲーム

6ディールでゲーム終了。 最も合計点の高いプレイヤーの勝ちになります。

4人ゲーム

ジョーカーと各スートのを除いた36枚のカードを使います。 1ゲームは8ディールです。

作者によれば面白いかどうかは疑わしいとのことです。

5人ゲーム

ジョーカーを1枚だけ使い、各スートの2つのランク(など)を除いた45枚のカードを使用します。 1ゲームは5ディールです。

7人ゲーム

オーストラリアのファイブハンドレッドゲーム用のカードを使います。 通常の52枚に、ジョーカー1枚、1112と赤いスートの13が加わります。 (13はジョーカーとして扱うこともできます。)

あるいは別パックからを加え、ジョーカー3枚にしてもかまいません。

1ゲームは7ディールです。

作者による新ルール

  1. は通常はトリックに勝つが、トリックでプレイされた最後のカードになったときは最も弱いカードになる。
  2. ジョーカーは通常はトリックには勝たないが、トリックでプレイされた最後のカードになったときはトリックに勝つ。
  3. ジョーカーをリードすることができる。リードするときのどのスートかを宣言する。

2025年10月4日に、なかよし村でプレイしました。

14人だったので、ファイブハンドレッド用のカードと草場さん製作のイコサカードを使って7人ずつでプレイしました。

面白くは遊べましたが、作戦の立て方が難しいゲームです。