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デターミニズム(Determinism)

2016/1/9 赤桐

Trick Slattery氏が作ったゲームです。TrickSlattery.comで紹介されています。ゲーム名は「決定論」という意味ですが、宇宙のビッグバンをテーマにしています。


プレイヤー

2人~4人。4人の時はパートナー戦にしても、しなくてもかまいません。

カード

普通の52枚のトランプ。ジョーカーは使いません。

ゲーム

各1ディールが独立したゲームになります。

ディール

誰かがシャッフルして各プレイヤーに1枚ずつ配り、最も強いカードのプレイヤーが最初にプレイするプレイヤーになります。

このカードを回収したあと、誰でも1人がシャッフルしてカードを配ります。まずテーブル中央(「宇宙」)にカードを1枚表向きに置きます。このカードはビッグバンと呼ばれます。次に3枚のカードを脇に裏向きに置きます。この3枚は交換用の山札(Quantum Swap Pile)となります。そのあと、各プレイヤーに1枚ずつ次の枚数のカードを配ります。

プレイ

最初のプレイヤーから時計回りにプレイします。プレイのとき、次のどれかを行います。

  1. 後に述べる規則に従い、今までプレイされたカードに隣接させて、カードをテーブルに置く(宇宙の膨張)。
  2. パスを宣言して、何もプレイしない。
  3. 山札との交換を行う。つまり、手札からカードを1枚、ほかのプレイヤーに見せないで裏向きに山札の一番下に置き、山札の一番上から1枚のカードを取って手札に加える。ただし、テーブル上へのプレイを挟まないで、同じプレイヤーが続けてこのプレイを行うことはできません(パスが間には入るだけでもだめです)。

カードの置き方

プレイでは、手札から1枚のカードを出して、テーブルにあるカードに隣接して置きます。どのカードに隣接してもかまいませんが、縦またや横の辺がちょうどくっつかなくてはなりません。また、そのカードと次のどれかの関係でなくてはなりません。

  1. スートによる接続: クラブ→ハート、ハート→スペード、スペード→ダイアモンド、ダイアモンド→クラブと接続します。
  2. ランクによる接続: 1010と接続します。

どの方向に接続するときでも、上記の関係でなければなりません。2枚以上のカードと接続させてもかまいませんが、隣接するカードすべてと、この関係でなければなりません。

ただし、カードは縦に5枚、横に10枚の範囲でしか置くことができません(最初に範囲を決めるのではなく、その枚数に達したらそれ以上伸びることができなくなります)。これは宇宙の境界と呼ばれます。

カードを出せないときは、パスを宣言して、プレイを行いません。

得点と勝敗

カードを置いたとき、隣接するカードにスートによる接続をしたときは1点を得点します。ランクによる接続なら2点を得点します。2つ以上のカードに隣接したときは、隣接するカード1枚ごとに、この得点をもらい、さらに次のボーナス点もあります。

プレイが終わって、最も高い得点のプレイヤーの勝ちになります。

ブラックホール

4枚のカードに囲まれた空間(カードの置かれていない場所)が作られたら、そこはブラックホールになります。ブラックホールにカードをプレイすることができたら、プレイはそこで終了し、それまでの得点には関係なく、そのプレイヤーの勝ちになります。

なお、ブラックホールを作ったプレイヤーは、その番に、つぎのどれかのプレイを続けて行うことができます(しなくてもかまいません)。


なかよし村で1月9日にプレイしました。 スートによる接続の順序が難しく、プレイが大変でした。 しかし、慣れてくるか、専用カードなどができれば、面白く遊べるのではと思います。 ブラックホールはとてもできないと思っていましたが、私のプレイしていた卓で作られました。