1995/9/14 赤桐
チェコの子供のゲームだそうです。デュダックというのはバグパイプを意味します。David Parlett氏によるルールで紹介します。
4人。(2人〜3人でも可能です。)
32枚のカードを使います。カードの強さのランクは、A、K、Q、J、10、9、8、7の順です。
手札をなくすこと。手札がなくなったプレイヤーは、プレイを離れますが、最後に手札が残っている1人が敗者となります。敗者にならないことがプレイの目的です。
まず、ディーラーの左隣のプレイヤーが、手札から1枚を出します。これが最初の場札になります。
それから、時計回りに、各プレイヤーは次のようなプレイを行います。
1番上のカードより強いカードがない場合や、あっても出したくない場合は、場札の1番上から1枚を手札に取ります。その結果1番上になったカードに対して、より強いカードを出すことができたら、上記のようにプレイを行うことができます。
場札からカードを取っても出せるカードがない場合や、出したくない場合は、さらに1枚ずつ場札を上から取っていきます。カードを出すことができるようになれば、いつでもプレイを行うことができます。なお、取ったカードをすぐにプレイに使うこともできます。
場札を全部取ってしまったら、カードを出すプレイは行わず、次のプレイヤーの番になります。この場合、次のプレイヤーは、手札から自由に1枚を出して場札とし、自分の番を終わります。
自分の番のときにいつでも、自由にどれかのスートを切札にすると宣言することができます。切札はそれを宣言したプレイヤーだけに有効です。すべてのプレイヤーは、自分の切札を宣言することができます。
一度宣言した切札は、そのディールの間は有効です。取り消したり、変更したりすることはできません。
切札が宣言されている場合は、切札以外のスートが1番上にあった場合に限り、切札のスートならばどのカードでも、それに対して出すことができます。(切札のスートが1番上にあった場合は、それより強いランクの切札しか出すことができません。)
切札を宣言している場合に、前のプレイヤーの置いた1番上のカードに対してカードを出すことができない(または、出したくない)場合には、1枚ずつ取るのではなく、全部の場札を取って手札に加えなければなりません。そのあとカードを出すプレイは行わず、次のプレイヤーの番となります。
カードを出して手札がなくなれば、そのプレイヤーはもうプレイに参加しません。しかし、1人以外の全員の手札がなくなるまでは、プレイは続きます。
プレイのときに1枚目のカードを出して手札がなくなった場合は、場のカードはまとめて別の場所に置いておきます。このカードはもうプレイには使いません。次のプレイヤーは、自由に1枚のカードを出して最初の場札にして、自分の番を終わります。
2枚目のカードを出したときに手札がなくなった場合は、場のカードはそのまま残ります。次のプレイヤーは、通常通り、その1番上のカードに対してプレイを行います。
何ディールか行って、1番負けの少なかったプレイヤーが勝者となります。
3人ゲームでは、黒のスートの7を除いた30枚のカードから、各プレイヤーに10枚ずつ配ります。2人ゲームでは、7と8を除いた24枚のカードから、各プレイヤーに12枚ずつ配ります。(Parlett氏の提案です。)