1995/10/21 赤桐
ロシアのゲームです。David Parlett氏のルールに従います。
スボイ・コジリと違って、運の要素も強いのですが、なかなか難しいゲームです。
2人
通常の52枚のカードから各スートの2〜5を除いた、36枚のカードを使います。カードの強さのランクは、A、K、Q、J、10、9、8、7、6の順です。
ディーラーは各プレイヤーに6枚ずつカードを配ります。残りは山札となりますが、1番上の山札は表向きにして、他の山札の1番下に、インデックスだけが出るように置きます。このカードのスートが切札になります。
1つのディールはいくつかの「勝負」からなりますが、目的は勝負にたくさん勝つことではなく、山札がなくなったあとで、手札を先になくすことです。
1つの勝負には攻撃側と防御側のプレイヤーが決まっています。最初は、ノンディーラーが攻撃側になります。
まず、攻撃側が1枚のカードを手札からリードします。それに対して防御側も1枚のカードを出します。これを、手札がなくなるか、次の制限の範囲で出せるカードがなくなるまで繰り返します。その制限とは:
1)防御側は、リードされたカードと同じスートで、もっと強いランクのカードを出さなければなりません。ただし、リードされたカードが切札でない場合には、切札を出すこともできます。(リードされたカードが切札の場合は、もっと強いランクの切札を出さなければなりません。)
2)2回目以降も攻撃側が先にカードを出しますが、そのカードは、その勝負で、自分または相手がそれまでに出したカードのいずれかと同じランクのカードでなければなりません。(同じスートではありません。ランクです。)
防御側がこの制限内で出すことができなかった場合には、場に出されているカードはすべて防御側のプレイヤーの手札となります。攻撃側と防御側はそのままで、次の勝負を始めます。
攻撃側がこの制限内で出すことができなかった場合には、ペナルティーはもっと緩やかです。攻撃側と防御側が入れ代わって、次の勝負を始めるだけです。場に出されていたカードは、裏返しにされてテーブルの隅に置かれます。このカードはもう使いません。
攻撃側も防御側もすべて制限内でカードを出すことができた場合、攻撃側の手札がなくなってリードできなくなったら、場札はそのままにして、攻撃側と防御側もそのままで、次の勝負を始めます。
どのように勝負が終わった場合でも、次の勝負を始める前に、次の勝負の攻撃側が6枚未満しか手札がない場合には、山札から6枚になるよう補充します。そのあと、防御側も6枚になるように山札から補充します。
もちろん、山札がなくなればこの補充は十分にはできないことがあります。なお、切札を表示しているカードも山札の1番下のカードとして扱います。
山札がなくなったあと、プレイは、カードを出した時点で、どちらかのプレイヤーの手札がなくなるまで続けます。
手札が先になくなった方が勝者です。