2011/12/3 赤桐
Robert Abbott氏の作ったエリウシスというゲームを、John Golden氏が小学校などでもプレイしやすいように改良したゲームです。Abbott氏のホームページ(http://www.logicmazes.com/)で紹介されています。
3人~8人。4人~5人がベスト。
通常の52枚のカードを2組使用。順序は通常 A、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J、Q、K。カードの値が問題になるときには通常 A=1、2〜10はその数、J=11、Q=12、K=13と考えます。
ディーラーはカードの並び方の秘密の規則を決めます。たとえば、「赤のスートのカードの後には黒のスート、黒のスートのあとには赤のスートがこなければならない」などです。
プレイヤーは1枚ずつ、規則にあっていると考えるカードを出していきます。規則にあっているカードは正解の列(Mainline)に、不正解のカードはその下(Sideline)に置かれます。
次は秘密の規則の例です。
規則には例外を作ることはできません。(例:「赤のスートのカードの後には黒のスート。ただし、ハートのエースの後ろには赤のスートが来ても良い。」)
規則によって出すことのできるカードがあまり多すぎたり少なすぎたりしないように注意しましょう。
最初のカードについての規則を書いてはいけません。
ディーラーは秘密の規則を紙に書きます。そのあと、各プレイヤーに12枚ずつのカードを配ります。配り残りのカードは山札になります。
山札の1番上のカードを表にしてテーブルに置きます。これが正解の列の最初のカードになります。
ディーラーはプレイの前に秘密の規則についてのヒントを話してもかまいません。(プレイの途中でヒントを出すことも可能です。)
ディーラーの左隣のプレイヤーから1人ずつ時計回りの順にプレイします。
プレイヤーは手札から1枚のカードを選びテーブルに表向きに出します。
このカードが秘密の規則にあっている場合には、正解の列に加えて列を伸ばします。失敗の場合には最後の正解のカードの下に並べていきます。
失敗の場合には、プレイヤーは山札の一番上のカードを取って手札に入れます。
正解の場合には手札が1枚少なくなりますが、こうして手札が1枚もなくなったら、そのプレイヤーの勝利でプレイは終わります。
プレイヤーは、自分の番のとき、自分の手札の中にプレイできるカードがないと考えたら(あるいは作戦で)、ノープレイを宣言することができます。ノープレイを宣言するときには、自分の手札を全員に見せなければなりません。
手札の中で秘密の規則通りプレイできるカードが1枚もない場合には、正解となります。ディーラーはプレイヤーの手札全部を山札の一番下に入れ、いままでの手札の数より1枚少ない数のカードを、山札の一番上からそのプレイヤーに配ります。ノープレイ宣言したときに手札が1枚しかなかったら、このプレイヤーの勝利となります。
手札の中に秘密の規則通りプレイできるカードがあった場合には、ディーラーはそのカードを正解の列に置きます。2枚以上正解のカードがあったら、ディーラーはその中の1枚を選びます(正解が複数あることは公表しません)。プレイヤーは山札から1枚引きます。
正しいプレイを行うか、ノープレイ宣言が正しかったら、その直後に、プレイヤーは秘密の規則が何であるかを宣言することができます(手札がなくなった時にも宣言できます)。
もしこれが正しければ、このプレイヤーの勝利でプレイは終わります。正しくなければ、プレイは続きます(ペナルティーはありません)。
手札がなくなるか推察宣言が正しければ、プレイは終了します。
各プレイヤーは、12から手札の数を引いたものが得点となります。正しい推察宣言を行ったプレイヤーはさらに6点を得ます。手札がなくなったプレイヤーはさらに3点を得ます。
ディーラーは、その回の最高得点を取ったプレイヤーと同じ点数を得ます。
山札がなくなった時には、次の2つの方法があります(プレイの前に決めておきます)。