2016/3/5 赤桐
David Parlett氏の作ったゲームの1つです。氏のホームページに紹介されています。 3人用コントラクト・ブリッジの一種といっても良いかもしれませんが、 コントラクト・ブリッジの知識は必要ありません。
3人
普通の52枚のトランプを使います。
各スートのカードの強さは、強いものから次のようになります。
A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2
9ディールをプレイするとゲームが終了します。このゲームのことをParlett氏はブリッジ風にラバーと呼んでいます。
最初のディーラーは任意に決めます。次回からは時計回りに交代します。
ディーラーの向かい側(他の各プレイヤーの間)に、ダミーのための場所を作ります ダミーとは、カードを表向きにして、1人分のプレイを行う仮想のプレイヤーです。 四角いテーブルの場合は、ディールごとに、ディーラーの前を開けるために席を移動したほうが良いかもしれません。
ディーラーは各プレイヤーとダミーに1枚ずつ13枚のカードを配ります。
カードを配ったら、ダミーのカードは表向きにして、 スートごとに、強さの順に見やすく並べます(縦方向にインデックスが見えるように重ねて置きます)。 ダミーは1人のプレイヤーのようにプレイしますが、実際にプレイするのはディーラーです。プレイが終わったら、ダミーの取ったトリックはディーラーのものになります。
そのあと、ディーラーは、次のどれかのコントラクト(ゲームの種類)を宣言します。 宣言を行う人という意味で、ディーラーはデクレアラーとも呼ばれます。 デクレアラーの宣言するトリック数は、ダミーの取るカードと自分の取るカードの合計です。
何トリック取るかと、切札のスートも宣言します。トリック数7トリック~13トリックのどれかでなければなりません。切札はなし(ノートランプ)でもかまいません。
デクレアラーが、宣言したトリック数より少なく取ると、マイナスの得点になります。 宣言したトリック数より多く取ると、宣言したトリック数ちょうどのときより、点数が減ります。
何トリック取るかと、切札のスートも宣言します。トリック数0トリック~6トリックのどれかでなければなりません。切札はなし(ノートランプ)でもかまいません。
デクレアラーが、が宣言したトリック数より多く取ると、マイナスの得点になります。 宣言したトリック数より少なく取ると、宣言したトリック数ちょうどのときより、点数が減ります。
切札なしでプレイしますが、1つのスート(ダンプ・スート)を宣言します。
デクレアラーは、ダンプ・スートのカードを1枚も取らないで、できるだけ多くのトリックを取ることが、プレイの目的になります。
ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行い、トリックテイキングゲームのプレイを行います。
ダミーは1人のプレイヤーのようにプレイしますが、カードを出すのはデクレアラーです。
ルールはごく普通のルールで、次のようになります。
デクレアラーだけが得点します。ダミーと自分の取ったトリック数の合計で次のように得点します。
例: 切札ありで9トリックの宣言をしたとき、取ったトリック数により点数は次のようになる。
7トリック: マイナス20点、8トリック:マイナス10点、9トリック:90点、10トリック、45点、11トリック22点、12トリック11点
ただし:
例: 切札ありで3トリックの宣言をしたとき、取ったトリック数により点数は次のようになる。
5トリック: マイナス20点、4トリック:マイナス10点、3トリック:(13-3)*10=100点、2トリック、50点、1トリック25点、0トリック12点
ただし:
なかよし村で2016年3月5日にプレイしました。
ビッドより多く(ローの時は少なく)取ると減点になるので、プレイは難しかったです。 ディフェンス側も、少なく取らせるか多く取らせるかは悩ましい。 ただ、ぎりぎりにビッドした場合は、普通のコントラクトブリッジと同様のプレイになるようです。
3人ブリッジの一種として、選択肢の1つに入れてもよいと思います。