フォックストロット（Foxtrot)

2004/5/1 赤桐

　Ed Vasicek氏が作ったゲームです。トルコのピシュティをもとにしています。カシノの系統のゲームですが、マッチできる場のカードは1枚だけです。

　スペードのクイーンがマイナス点になります。このカードが場に出るとゲームの性質が一変します。

　ルールは http://www.pagat.com/invented/foxtrot.html によります。

人数

　2〜6人。

カード

　普通の52枚のトランプを2組混ぜて使います。もし7人以上でプレイするなら、3組（以上）混ぜます。

ディール

　ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ8枚のカードを配ります。

　そのあと1枚のカードをテーブル中央に表向きに置きます。これが場札の最初のカードです。このゲームでは、これ以降プレイされる場札は、それまでの場札の上に重ねて置かれます。

プレイ

　ディーラーの左隣から時計回りの順でプレイを行います。

　自分の番のとき、プレイヤーは手札から1枚のカードを出します。出したカードが場札の一番上のカードと同じランクのカードだった場合や、出したたカードがジャックの場合には、場札をすべて取ります。それ以外の場合には、出したカードを表向きに場札に重ねて、新しい場札とします。

　自分の番のときに場札がなかった場合には、手札から1枚のカードを表向きに出して新しい場札とします。プレイはそれで終わりです。

　場札が1枚しかないとき（重ねられていないとき）に場札を取った場合には、フォックスロット(Foxrot)と呼ばれ、特別な得点があります。ただし、ジャックを出した場合には、場札がジャック1枚であった場合以外は、フォックスロットにはなりません。

　場札を取ったら、取った場札とプレイしたカードはいっしょに裏向きにして各プレイヤーの前に置きます。フォックスロットの場合には、それを憶えておくために、1枚のカードは表にしておきます。

　各プレイヤーが8回ずつプレイして手札がなくなったら、ディーラーは各プレイヤーに8枚ずつカードを配ってプレイを続けます。これをカードがなくなるまで繰り返します。カードの枚数が少なくなって各プレイヤーに8枚ずつ配れない場合には、できるだけ多くの等しい枚数のカードを配るようにします。

　配ることの出来るカードがなくなったらプレイ終了です。

　最もたくさんの点数を取ったプレイヤーの勝ちになります。

点数

　点数は次のようになります。フォックスロットの点数はカードの点数とは別にもらえます。