2016/1/9 赤桐
ヨーロッパ特に北欧で広く遊ばれている、英語でキュウカンバ（Cucumber=きゅうり)と呼ばれるゲームの一種です。スエーデンでプレイされています。ルールは黒田公彦氏の「クク大全」およびPagat.comによります。
トリックテイキングゲームの一種ですが、スートはゲームに関係ありません。 同種のゲームと比べたときのこのゲームの特徴は、プレイする時に、直前のプレイヤーのカードだけによって出すカードが制限されることです
3人～8人。
通常の52枚のカード。順位は（強）A、K、Q、J、１０、９、８、７、６、５、４、３、２（弱）
ゲームの前に各プレイヤーは決められた額のチップを拠出します。これがポットになります。勝ったプレイヤーがこれをもらうことになります。
最初のディーラーは任意のプレイヤーが行います。 次のディールからはディーラーは順番に左隣に移ります。
ディーラーの左隣から時計回りに、各プレイヤーに1枚ずつ6枚のカードを配ります。
ディーラーの左隣のプレイヤーが手札から自由に１枚のカードを出して最初のリードを行います。トリックテイキングゲームですが、スートは無関係で、次のフォローの規則にしたがいます。
スートに関係なく、最も強いランクのカードをプレイしたプレイヤーでがトリックに勝ち、次のトリックのリードを自由なカードで行います。最も強いカードが2枚以上出たときは、最後にプレイしたプレイヤーがトリックに勝ちます。
プレイの目的は、最後のトリックで最も強いランクのカードを出さないことです。最後のトリックで最も強いカードを出したプレイヤーは、罰点をもらいます。最も強いカードが2枚以上あったときは、その全員が罰点を得ます。罰点は、出したカードにより次のようになります。
Ａ：14点、Ｋ：13点、Ｑ：12点、Ｊ：11点、他のカード：カードの数字の点数
罰点の合計が30点以上になったプレイヤーは、ゲームから抜けます。こうして最後まで残ったプレイヤーが勝ちとなり、ポットのチップをすべて得ます。
ただし、各プレイヤーは抜けになった直後に、1度だけ、再びプレイする機会を得ることができます（これは行わなくてもかまいません）。そのためには、最初に払ったのと同額のチップをポットに支払わなければなりません。また、そのときプレイに参加しているプレイヤーの中で最も合計罰点の多いプレイヤーと同じ合計罰点からのプレイになります。