2008/11/1 赤桐
Samuel Stoddord氏とJacob H. Stoddard氏が作ったゲームです。ルールはhttp://rinkworks.com/pips/によりました。
ゲームの目的はチョコレートミルクを30個配達し、ストロベリーミルクを30個配達することです。黒いカード(スペードとクラブ)はチョコレートミルクを、赤いカード(ダイアモンドとハート)はストロベリーミルクを表します。
2人〜4人。
ジョーカーを混ぜたできるだけ多くのセットのトランプを使います。
各プレイヤーに6枚ずつカードを配ります。残りのカードはテーブル中央に裏向きに置いて山札にします。山札の横に捨て札を置く場所ができます。
パイルというのは各プレイヤーの前の下記のような置き場所のことです。6つの置き場所があります。最初はすべて何も置かれていない状態です。
配達限度パイル
(赤) |
ゴー・パイル
(赤) |
配達パイル
(赤) |
配達限度パイル
(黒) |
ゴー・パイル
(黒) |
配達パイル
(黒) |
配達パイルは、ずらして何枚も置くことができます。その色の2〜10のカードしか置くことができません。そのカードのランクが配達した個数を表します。例えば7のカードは、7個配達したという数を表します。
配達限度パイルにはその色の2〜10のカードしか置くことができません。一番上に置かれたカードのランクが配達限度数を表します。例えば4の一番上に置かれたら、4が配達限度数になります。上に置くときには下が見えないように重ねて置きます。何も置かれていないときは、配達限度数は5になります。
ゴー・パイルにはその色の絵札(J、Q、K)かエースかジョーカーを置くことができます。絵札が一番上に置かれた場合はゴーの状態つまり配達可能な状態ですが、エースかジョーカーが一番上に置かれた時はストップの状態つまり配達不可能な状態になります。何も置かれていないときはストップつまり配達不可能な状態です。上に置くときには下が見えないように重ねて置きます。
プレーヤーは山札から2枚とるか、山札から1枚と捨て札から1枚を取り、手札に入れます。山札から1枚取ってそれを見た後に、もう1枚を山札から取るか捨て札から取るかを決めてもかまいません。
手札から2枚のカードを1枚ずつ、自分のパイルに置くか、ほかのプレイヤーのパイルに置くか、捨て札するかします。
配達パイルに置くときは、自分の同色の配達パイルにしか置くことができません。次の条件があります:
配達限度パイルとゴー・パイルにはいつでもプレイ可能です。自分のパイルでも他のプレイヤーのパイルにでもプレイすることができます。一番上に置かれたカードだけが有効になります。
ただし、ジョーカーは他のプレイヤーのゴー・パイルにしか置くことができません。どの色のゴー・パイルにでも置くことができます。置いたときには置いた側の色の配達パイルの一番上のカードを取って、自分の配達パイルに置くことができます。ただし、そのためには次の条件を満たすことが必要です:
捨て札はいつでも可能です。
黒と赤両方に30個先に配達したプレイヤーが勝ちます。つまり、配達パイルのカードの数字の合計が赤と黒両方30以上になったときです。
山札が無くなったときは、次のカードを集めてシャッフルして山札にします。
2008年11月1日に、なかよし村でプレイしました。
市販のカードゲーム「ミルボーン」のトランプ版のようなゲームです。それほどの戦略性はありませんが、楽しく遊べます。
ただ、軽いゲームの割には時間がかかりすぎるのと、手札にゴーのカード(絵札)がこないと配達が始められないのが問題のように思いました。最初はゴーのカードなしでも配達できるようにしたり、何かほかの時間短縮の工夫をしたほうがよいかもしれません。