2007/6/2 赤桐
トリックテイキングゲームですが、ビッドしたトリック数とちょうど同じトリック数を取ることを目的にします。ルールは簡単ですが面白いゲームです。
英米でポピュラーです。他の国でも同じようなゲームが違った名前でプレイされています。日本でも比較的よくプレイされていますが、ここでは、ビッドを口頭で行う英米系のルールを紹介します。
3人〜7人。4人〜6人がベスト。
普通の52枚のトランプを使います。
各スートの強さは普通通り(強)A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2(弱)です。
ドローして 最も高位のカードを引いたプレイヤーが最初のディーラーになります。次回からはディーラーは時計回りに交代します。
カードは1枚ずつ配りますが、各プレイヤーに同じ枚数を配ることのできる最大限の枚数を配ります。つまり、3人ゲーム:17枚、4人:13枚、5人:10枚、6人:8枚、7人:7枚です。
ただし、配る枚数はディールごとに1枚ずつ減っていき、1枚になったとき、最後のディールとなります。
ディーラーはカードを配ったあと、配り残りのカードの中の一番上のカードを表向きにします。このカードのスートが切札のスートになります。配り残りのカードがない場合は、切札なし(ノートランプ)でプレイされます。
ディーラーの左隣のプレイヤーから1人ずつ、自分の取る予定のトリック数を自由にビッドしていきます。ただし、最後にビッドするプレイヤー(ディーラー)だけは、全員のビッドしたトリック数を合計するとプレイする全トリックの数と等しくなるような数をビッドすることはできません。(つまり、全員がビッドした数と同じだけのトリックを取るということを不可能にするわけです。)
トリックテイキングゲームを行います。最初のリードはディーラの左隣のプレイヤーです。
プレイのルールは:
プレイが終了したら、各プレイヤーは自分の取ったトリック数と自分のビッドしたトリック数を比べて、それぞれが次のように得点します。
最後のディールが終わったらゲーム終了です。このときに、合計点数の最も多いプレイヤーが勝者です(引き分けの場合もあります)。
配る枚数を1枚から初めて、最大限まで増やしていくやりかたもあります。
配る枚数とゲームのディール数を下の表のようにすることもあります。、3人〜5人ゲームでは19ディール行い、6人では15ディール、7人では13ディール行います。表のなかの数字は、そのディールの回に各プレイヤーに配るカードの枚数です。
人数/ディール順 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3人〜5人 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
6人 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||||
7人 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
ディーラーのビッドの時の制限がない場合もあります。
ビッド通りのトリック数を取れなかった場合、得点を0点とするやりかたもあります。
得点を次のようにするやりかたもあります。
日本では、ビッドを行う代わりに、取ろうとするトリック数を他のプレイヤーに見せないように紙に書いておくことが多いようです。
また、配る枚数は、1枚から初めて、最大限まで増やしていくことが多いようです。
2007年6月2日に、なかよし村でプレイしました。
紙に書くやりかたでは何度もプレイしたことがあり、面白いことは分かっていましたが、ビッドを行う方法でプレイしたのは初めてでした。これもまた面白いです。
ただ、配る枚数が少ない時には、ディーラーは選択の自由が非常に制限されます。この点がいささか不条理に思えました。
また、プレイの枚数は1枚から増やしていくほうが面白いように感じました。