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パスカホウス(Paskahousu)

2018/11/3 赤桐

フィンランドのゲームで、シットヘッドの仲間です。 名前は直訳すると「糞ズボン」ですが「臆病者」という意味です。

ルールはPagat.comによります。


プレイヤー

2人〜6人(以上)。3人〜5人がベスト。

カード

普通の52枚のトランプを使います。ジョーカーは使用しません。

カードのランクは高いものから順に、10です。

ディール

最初のディーラーは任意に決めます。次回からは時計回りに交替します。

ディーラーは左隣のプレイヤーから時計回りの順に2枚ずつまとめてカードを配ります。 次にもう一度2枚ずつ配り、最後に1枚ずつ配ります。 各プレイヤーの手札は5枚となります。

残りのカードは山札としてテーブル中央に置きます。

プレイ

最初にプレイするのはのカードを持っているプレイヤーです。 複数のプレイヤーがを持っていたら、たくさんを持っている方がプレイします。 同数なら、ディーラーの左隣から時計回りの順番の早いほうがプレイします。

を誰も持っていなければを持っているプレイヤー、 それもなければを持っているプレイヤーというようにします。

最初のプレイヤーは、1枚のカードか同じランクの何枚かのカードをテーブルに置きます。 でなくても構いません。 (テーブルに置いたカードを場札とよぶことにします)。

そのあと時計回りの順番にプレイを続けます。 プレイでは、1枚以上の同じランクのカードを今までの場札の上に置きます(最初のプレイヤーと同じ枚数でなくてもかまいません)。

プレイするのは、直前にプレイされたカードのランクと同じか、それより上のランクのカードでなければなりません。 また、絵札()は、以上のランクのカードの後(または場札がないとき)にしかプレイできず、 は、絵札またはの後(または場札がないとき)にしかプレイできません。 (にはそのような制限はありません。)

出せるカードがない場合や、出したくない場合には、場札(今までにプレイされたカード)を全部取って手札に加えなければなりません。 そのあとは、次のプレイヤー(左隣のプレイヤー)が自由に1枚のカードか同ランクの何枚かの同じランクのカードを出し、同様にプレイを続けます。

あるいは、山札の一番上のカードを取り、それをそのままプレイしても構いません。 ただし、そのプレイが前記制限に従った正しいプレイでなかったときは、 そのカードを含む場札全部を取って手札に加えます。 そのあとは、やはり次のプレイヤーが自由に1枚以上の同ランクのカードを出してプレイが続きます。

プレイが終わって手札が5枚より少ない場合には、必ず山札から補充します。 ただし、十分な山札がない場合には、あるだけ補充するだけです。 全く山札がなくなってもプレイは続きますが、補充は行わなくなります。

場札のクリア

同じランクの4枚のセットを一度にプレイしたり、前にプレイしたカードと合わせて、捨て札の山の上部に同じランクの4枚のセットができた場合には、 場札がすべて取り除かれて、プレイには使われなくなります。

次のプレイヤーは、自由に1枚以上の同ランクのカードを出すことができます。

特殊カード

10またはのカードがプレイされたら、そのカードを含む場札は全部取り除かれて、プレイで使われなくなります。 次のプレイヤーは、自由なランクをプレイすることができます。

ただし、場札がないときに10またはのカードをプレイしたら、そのカードは取り除かれません。 以降のプレイヤーは同じランクのカードしかプレイできなくなります。 (つまり、10の後には10しか出せません。の後にはしか出せません。) また、プレイしても場札は取り除かれません。 この状態は10またはが4枚揃って場札のクリアが起きるか、だれかが場札を取るまで続きます。

パスカホウス

手札が0枚になったら、そのプレイヤーはプレイから抜けます。 最後まで残ったプレイヤーは敗者となり、パスカホウスと呼ばれます。


2018年11月3日、なかよし村でプレイしました。

シットヘッドと同様に楽しいゲームです。シットヘッドよりは少し運の要素が少ないでしょうか。