2017/1/7 赤桐
イタリアでプレイされているゲームです。マルケ州で生まれ、ロマーニャ地方でもプレイされています。
クリスマスなどの休暇に親戚などが集まって大勢でプレイするそうです。
ルールはKindleの"Italian Card Games for All Ages"という本と、イタリア語Wikipediaの英語自動翻訳によります。
2人~12人。
普通のトランプからすべてのスートの8、9、10のカードをすべて抜きます。 40枚になります。
現地では、イタリアの40枚のカードを使います。
各プレイヤーは、決められた掛け金をポットに支払い、3個のチップ(ライフ)を受け取ります。
このゲームの目的は手札の3枚のカードで、できるだけ強い組み合わせを作ることです。
同じランクのカード3枚、および同じスートの3枚の続き札は、ペトランゴラと呼ばれる組み合わせになります。 続き札として使うときには、AはKの上のカードとしても、2の下のカードとしても使えます。 ただし、K、A、2の3枚は、ペトランゴラになりません。
ペトランゴラの強さの順位は次のようになります。
これ以外の組み合わせでは、カードの点数が大きいほうが強くなります。 すべて、ペトランゴラよりは弱くなります。
ただし、必ずしも3枚のカードの合計が点数になるわけではありません。 点数として数えることができるカードは次の通りです。
各プレイヤーに1枚ずつカードを表向きに配り、最初にダイアモンドのA(コインのA)が配られたプレイヤーが最初のディーラーになります。 ディールごとにディーラーは右隣のプレイヤーに交替します。
ディーラーは、各プレイヤーに3枚ずつカードを配ります。 残りのカードのうち3枚をテーブル中央に裏向きに置きます。
ディーラーは自分に配られたカードを見てはいけません。その代わり、テーブル中央に配られたカードを見ます。 このカードを自分の手札にしたければ、手札と交換することができます(交換前に自分の手札を見ることはできません)。
そのあと、テーブル中央に最初に配られた3枚、またはディーラーの手札と交換された3枚は表向きにされ、場のカードとなります。
ディーラーの右隣から反時計回りにプレイを行います。
各プレイヤーは自分の手札と場のカードを0枚~3枚交換することができます。
プレイヤーは、自分の番の時に、場のカードとの交換を行わないで、ノック(Bussata)を宣言することができます。 ノックがあると、他の各プレイヤーは順に1度だけプレイすることができますが、それでプレイは終了します。
次の場合には、ノックの宣言がなくても、ノックしたことになります。
プレイが終了したら、最も弱い組み合わせのカードを持っているプレイヤーが、ライフのチップを1つ失います。 最も弱いのが同じ強さなら、そのすべてのプレイヤーがライフを失います。
ライフをすべて失ったプレイヤーは、ゲームから脱落します。
最後に残ったプレイヤーの勝ちになります。ポットの掛け金をすべて得ます。
"Italian Card Games for All Ages"では、ペトランゴラ以外の時の点数の数え方の説明がありませんでした。 すべての場合で、3つのカードの点数を足すというルールなのかもしれません。
イタリア語Wikipediaでは、3枚の同じランクのペトランゴラで、3枚のA以外では、3枚のKが最も強く、3枚のQと続き、3枚の2が最も弱い。
イタリア語Wikipediaでは、ライフの復活のルールがありました。脱落した時に、最初の掛け金と同じ額をポットに支払えば、 その時の最もライフが少ないプレイヤーと同じライフが得られるというルールです。
2017年1月7日、なかよし村でプレイしました。
大人数でプレイできるゲームは貴重なので取り上げました。 そこそこ楽しめましたが、ククほどは盛り上がらなかったようです。