2015/9/5 赤桐
ボードゲームのデザイナーとして有名なReiner Knizia氏の"Blazingi Aces!"という本に書かれているゲームです。 この本のゲームはすべてポーカーの役を使った彼の新作のトランプゲームです。
2人~5人。
各プレイヤーが普通の52枚のトランプ1組を使います。
各プレイヤーは自分用の1組のカードをシャッフルし、5枚のカードを表向きに自分の前に横に並べます。残りは裏向きのままテーブルに置き、山札とします。
1ディールは6ラウンドから構成されます。2ラウンド以降も、各ラウンドの初めには、山札から5枚のカードを表向きに置きます(前回までに使用したカードは捨てられ、残った山札の一番上から5枚を取ります)。山札がなければ、そのラウンド(以降)はプレイできません。山札が1枚~4枚のときは、その枚数をテーブルに置きます。
誰が最初にプレイするかは任意のやり方] で決めます。2回目以降のラウンドでは、前回のラウンドの1位のプレイヤーが最初にプレイします。
プレイは、時計回りに1人ずつ行います。プレイヤーは次のどれかを行います。
このようにして、全員がパスをすると、そのラウンドは終了します。
各ラウンドが終わると、各プレイヤーの重ねられた一番上の5枚のカードを、ポーカーハンドとして比べて、順位をつけ、それによって得点します。
第1ラウンドでは、次のような得点となります。
プレイ人数 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|
2人 | 1点 | 0点 | |||
3人 | 2点 | 1点 | 0点 | ||
4人 | 3点 | 2点 | 1点 | 0点 | |
5人 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 | 0点 |
第2ラウンド以降では、得点は第1ラウンドの得点方法を何倍かしたものになります。
得点の合計が最も多いプレイヤーの勝ちとなります。
枚数が5枚以下の手のときのポーカーハンドの強弱の比べ方については書いていませんでしたが、その枚数でポーカーハンドとして他の手と比べ(もちろんフラッシュ、ストレートにはならない)、同じならば、5枚あるハンドよりも弱くなると思われます。
ポーカーハンドが全く同じ場合についても書かれていませんでしたので決めておく必要があります。例えば、それらが最も強ければ同着1位としてどちらも1位の得点をするか、あるいは1位と2位の得点を分け合うか、などです。同着で1位の時に次にプレイするのは誰にするかも、決めておかなければなりません。前ラウンドで最初にプレイしたプレイヤーから時計回りに近いプレイヤーなどにすれば良いでしょう(じゃんけんなどでもかまいませんが)。
2015年9月5日になかよし村でプレイしました。かなり考える要素のある良いゲームです。