2019/5/4 赤桐
このゲームはGunzler氏によって作られたミッチゲームの改良版です。
ルールはPagat.comによります。
2人〜5人。
普通の52枚のトランプを使います。
カードのランクは低いものから順に、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J、Q、Kです。Aは特別の働きをします。
プレイの時には、各プレイヤーは自分の前にスートごとの4つの山を作ることができます。 これをメルドと呼びます。 メルドは表向きの山ですが、すべてのカードのインデックスが見えるように下にずらして置きます。
ブローは同じスートであるというほかに、重ねておくカードは下層のカードよりも下のランクでなければならないという制限があります。 最初に置くカードは何でもかまいません。2のランクのカードの上には何もおくことはできません。
例えば、最初にJを置いたら、その上(平面的な位置では下)には10かそれ以下のランクのカードを置かなければなりません。 もし7を置いたとしたら、その上には6以下のカードしか置くことができません。
一度置いたカードを取り除くことはできません。また、同じスートのメルドを2つ以上作ることはできません。
各スートについて、最も枚数の多いメルドを持っているプレイヤーが得点します。それ以外のプレイヤーはそのスートのメルドの枚数が逆に罰点になります。
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 次回からは、時計回りに交代します。
ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ5枚のカードを配ります。残りのカードは山札になります。
配られた手札の中にAがあればそれを捨て札して、その枚数だけ山札からドローします(山札の上から取ります)。 ドローしたなかにAがあれば再び捨て札してドローします。これは誰から行ってもかまいません。
プレイのときにも捨て札を行いますが、Aの捨て札と、それ以外の捨て札は別の場所にしておいたほうがよいでしょう。
ディーラーの左隣のプレイヤーから、時計回りにプレイを行います。
自分の番のときにはまず山札の一番上から1枚ドローして手札に加えます。 もしこのカードがAならば、捨て札して、もう1枚ドローします(それもAならば同じことを繰り返します)。
つぎに、自分の手札から1枚をメルドに加えるか、あるいは1枚を捨て札します。
4枚目のAがドローされたら、そのプレイヤーもプレイは行わず、そのディールは終了します。
まず各スートについて勝者を決めます。そのスートの最も枚数の多いメルドを持っているプレイヤーが勝者になります。 同じ枚数ならばメルドの最もランクの低いカードを比べて、ランクの高いほうが勝者になります。
得点は次の1、2の合計です:
各スートの勝者の得点は、各スートの勝利メルドを比べて、最も枚数が少なければ2倍になります。 同数の時は、最もランクの低いカードを比べて、ランクが低い方が2倍になります。 それが同じなら、次にランクの低いカードを比べていきます。 すべて同じなら、どれも2倍にはなりません。
勝者の得点は、1点+プレイヤー数ではなく、1点+ユニークなカード数です。 ユニークなカードとは、勝利メルドのカードの中で、他のスートの勝利メルドには同じランクのカードがないカードです。
勝者の得点は、最も枚数が少ない時に2倍になる他に、各勝利メルドの最も高位のカードを比べて、最も低位のプレイヤーも2倍になります。 同ランクの時は次の高位のランクを比べていきます。
2019年5月4日、なかよし村でプレイしました。
ミッチと違って、4枚目のAが出た時に急に終わりになるのが、スリルがあって面白いと思うか、運が強すぎて面白くないと思うかは、 人それぞれだと思います。私は面白いと思いました。
上級バージョンの得点は、余り良いようには思いませんでした。