1999/9/4 赤桐
http://www.spooneye.com/index.shtmlで紹介されているカードゲームです。海賊趣味を貫いています。
2人〜4人。まず2人プレイを説明します。
普通の52枚のカード。
カットして低いカード(Aは最低)を引いたプレイヤーがディーラーになります。ディールごとにディーラーは交代します。このゲームでは、ディーラーをメイティ(Matey)、ノンディーラーをキャプテン(Captain)と呼ぶようですが、以後の説明では普通の用語を使います。
ディーラーは各プレイヤーの前に4枚のカードを横に並べます。そのあと各プレイヤーに1枚ずつ裏向きに、4枚のカードを配ります。残りは裏向きにしてテーブルに置きます。これが山札になります。
各プレイヤーの前の4枚のカード(の場所)はマスト(帆柱)と呼ばれます。
スプーンアイには基本ルールと標準ルールがありますが、まず基本ルールから説明します。
各プレイヤーは、ノンディーラーから始めて、交代にプレイします。
プレイヤーはまず山札から1枚取ります。そのあと手札から1枚出して、マストのカードの上に表向きに置きます。置くときには中央にむけてずらして、下のインデックスも見えるようにします。
ただし、置くとそのマストのカードの点数の合計が21を越えるようなら、そのマストには置くことができません。
点数は、Aは1点、2〜10はその点数、QとKは10点です。Jは、一番下に置かれたときは10点、それ以外の場合はJの下にあるカードの点数と同じになります。
置くときにはそれ以外の制約はありません。自分のマストだけでなく、相手のマストに置くことも可能です。
なお、マストの一番上のカードをからすの巣(crow's nest)と呼びます。
プレイして、マストの点数の合計がちょうど21点になったら、帆を上げた(raising the mast)と呼びます。そのマストのカードは回収して、自分の取り札としてテーブルに裏向きに置いておきます。さらに、相手のマスト1つを自由に選んで、そのカードすべてを自分の取り札にすることができます。
空になったマストは横から詰めて間に空間を残さないようにしますが、マストが3つ以下しかない場合には、次回からのプレイで、左か右の何もないところにカードを出して、新しいマストを作ることができます。
なお、相手のマストにカードを置いて21になってしまった場合には、相手が帆を上げたことになり、帆を上げたカードとプレイしたプレイヤーのマスト1つを相手が取り札にします。
3のカードをプレイしたプレイヤーは、山札からもう1枚取ります。山札がなければ効果はありません。
4のカードをプレイしたプレイヤーは、もう1枚プレイしなければなりません。プレイしたカードが特殊カードだった場合、そのカードの効果も有効です。
4のカードをプレイしたプレイヤーは、相手のマストの1番上のカード(からすの巣)を1枚とって自分のマストに置かなければなりません(空きがあれば新しいマストを作ることも可能です)。相手のマストが1つもなかったり、置けるところがない場合は効果ありません。
特殊カードをプレイして、帆を上げたことになった場合には、帆を上げる処理を行ってから、特殊カードの効果を実行します(特殊カードが取り札になっても効果は持続します)。
山札がなくなっても、山からカードは取らないで、プレイは続けます。山札がなくなって、1人のプレイヤーの手札がなくなっても、もう1人だけでプレイを続けます。
山札と両方のプレイヤーの手札がなくなったら、プレイ終了です。
あるいは、手札があっても、両方のプレイヤーの出すことのできるカードがなくなった場合にもプレイ終了となります。
取ったカードの枚数が得点となり、得点の高いほうの勝ちとなります。
標準ルールは基本ルールに次が付け加えられます。
カードを山札から1枚取って1枚置く代わりに、自分のマストの一番上のカード1枚を自分の他のマストの上に置くことができます(もちろん置かれるカードの点数の合計は21を超えてはならず、ちょうど21になれば帆を上げたことになります)。ただし、移動するカードを開いたところに置いて、新しいマストを作ることはできません。山札から1枚取った場合にはカードの移動はできません。
山札がなくなっている場合には、カードの移動はできません。
特殊カードを移動してもそのカードの効果はありません。ただし、一番最初のプレイの時に移動を行った場合に限り、特殊カードの効果があります。
通常の取り札の得点は1枚1点ですが、つぎのカードの得点は2倍になります。
1)帆を上げたカードのうち3枚を超えた分のカードは1枚2点になります。(取った相手のカードは3枚を超えていても2点になりません)。
2)帆を上げたカードがすべて同じスートならば、そのカードはすべて1枚2点になります。(取った相手のカードは同じスートでも2点になりません)。
3)帆を上げて相手のマストを取った結果、自分も相手もマストが1つもなくなった場合には、帆を上げたカードと取った相手のカードすべてが2点になります。
2点になったカードは、区別するため、表向きに取り札の山に置きます。
7が3枚で帆を上げた場合(Jが含まれていてもかまいません)、自分と相手の手札を全部交換します。手札は同じ枚数でなくてかまいません。。
プレイが終わると、取り札について、裏向きのものが1点、表向きのものが2点で基本得点を計算します。
そのあと、すべての取り札を表向きにして、次のように各カードについてボーナス得点を計算して合計します。
ダイアモンド 1枚2点スペード 1枚1点ハート 0点クラブ 1枚マイナス1点
スコアカードの中央に線を引いて基本得点は線の下に、ボーナス得点は線の上に書くようにします。
何ディールか行ってどちらかの基本得点が100点以上になったらゲーム終了です。
基本得点が100点以上のプレイヤーは自分の取ったボーナス得点を加算したものが最終得点になりますが、基本得点が100点未満のプレイヤーはボーナス得点が0点になります。
最終得点の高いほうが勝者になります。