トップに戻る

スウープ(Swoop)

2025/7/5 赤桐

2010年台以降に北アメリカでプレイされるようになったゲームです。 シットヘッドに似ています。 Swipe、Swoosh、Swishなどとも呼ばれます。

ルールはMPL GamesPagat.comなどに基づきます。


プレイヤー

3人〜8人。

カード

普通の普通の52枚のトランプにジョーカー2枚を加えたものを何セットか混ぜて使います。

カードのランクは高いものから順に、 です。

ジョーカーと10は特殊カードです。

ディール

全員でテーブルの上でカードを混ぜ合わせたあと、各プレイヤーが19枚ずつカードを取ります。 (誰かが各プレイヤーに19枚のカードを配ってもかまいません。)

各プレイヤーは、そのカードから表を見ないで、4枚のカードを自分の前に裏向きに横に並べます(カードは縦でよい)。 そのあとその各カードの上に表向きに1枚ずつカードを載せます。

残りの11枚は手札になるので、自分で見ることができます。

残りのカードはプレイには使用しません。

基本プレイ

最初のプレイでは、残りのカードから各プレイヤーが1枚ずつカードを引き(どれを取ってもも良い)、最もランクの高いカードを引いたプレイヤーが、最初にプレイします。 引いたカードの最も高いランクが同ランクなら、それを引いたプレイヤーたちで引き直します。 最初にプレイするプレイヤーは、2回目のプレイヤーからは時計回りに交替します(毎回カードを引いて決めるやりかたもあります)。

最初のプレイヤーは、1枚のカードか同じランクの2枚~4枚のカードをテーブルに置きます。

プレイは時計回りに行われます。各プレイヤーは同じランクの1枚~4枚のカードを手札から出します(最初のプレイヤーと同じ枚数でなくてもかまいません)。

出したカードが直前にプレイされたカードのランクと同じか、それより下のランクのカードであれば、そのプレイヤーのプレイは終わり、次のプレイヤーの番になります。

直前のカードより上のランクのカードを出したときは、場のカード(今までにプレイされたカード)を全部取って手札に加えなければなりません。 そのあとは、次のプレイヤーが自由にカードを出し、同様にプレイを続けます。

スウープ(Swoop)

自分で4枚の同ランクのカードを出すか、既にプレイされているカードと出したカードが合わせて4枚の同ランクのカードになれば、場のカードはすべて捨て札になります(片づけてプレイに使用しないようにします)。 これをスウープと呼びます。 もちろん、プレイするカードは、直前のカードと同ランクか、それより下のランクのカードでなければなりません。 また、場にあるカードと合わせて、同じランクのカードが5枚以上になるように出すことはできません。

ただし、場のカードをすべて捨て札にする前に、続けてスウープすることもできます。 つまり、まず最初の4枚の同ランクのカードを捨て札して、そのあと、その下にあるカードと同ランクのカードを出して4枚にして捨て札し、さらにその下にあるカードと合わせて4枚にして捨て札する、というように続けることができます。 上部のカードから順にスウープしなければなりません。 もちろん、続かなくなっても、残りの場のカードを捨て札できます。

場のカードを捨て札したら、その同じプレイヤーが続けて自由にカードを出すことができます。 (同ランクカード4枚を出してスウープを続けることもできます)。

10とジョーカー

10とジョーカーは、場のカードに関係なく、いつでも出すことができます。 これらのカードを出した時もスウープになります。

プレイヤーの前に置いたカード

プレイヤーの前に表向きに置いたカードは、手札と同じようにプレイできます。 手札や他の表向きのカードと一緒にプレイすることもできます。

プレイヤーの前に裏向に置いたカードは、ミステリーカード(Mystery Card)と呼ばれます。 上に載っているカードがプレイされてなくなっていたら、ミステリーカード(1枚)を表向きにしてプレイに使用することができます。 表向きにしたら必ずそのカードをプレイしなければなりません。 それと同ランクのカードが手札や表向きのカードのなかにあれば、プレイのときに一緒にプレイすることもできます。

プレイの終了

誰かがプレイが終わって手札も前に置いたカードも1枚もなくなれば、プレイ終了です。

他の各プレイヤーは、手札と前に置いたカードの点数を合計したものが罰点になります。 カードの罰点は次の通りです:

のカードをすべて5点とする数え方を採用することもあります。

ゲーム

ゲームの終了は特に決まったルールはありません。 プレイ前に、時間、ディール数などを決めれば良いでしょう。 誰かの罰点の累計点がある点数になったら終了としてもかまいません。


2025年7月5日、なかよし村でプレイしました。

シットヘッドとはルールは共通点が多いですが、かなり雰囲気が違っていて、結構考えるところの多いゲームです。