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タントラム(Tantrum)

2024/8/3 赤桐

David Parlett氏が作ったラミー系のゲームです。 ルールは氏のホームページに拠ります。


プレイヤー

2人~3人。

カード

普通の52枚のトランプを使います。

カードのランクは(低)10(高)の順です。 は必ず低位のカードでとは続きません。

メルド

特定の組み合わせの3枚または4枚カードのことです。 このゲームでは表向きにテーブルに出さないとメルドとは認められません。

4枚のメルドは1組しか作ることができません。

メルドには次の4種類があります。

ストレート・フラッシュ(Strait Flush)

同じスートの3枚か4枚の続き札です。例えば、SS10Sの3枚です。

エース)はの下のカードとして、--というようにつながります。 しかし、の上のカードとして--というようにはつながりません。

ブランク・フラッシュ(Blank Flush)

3枚か4枚の続き札です。すべてのカードのスートは異なっていなければなりません。例えば、HSCDの4枚です。

の扱いはストレート・フラッシュと同じです。

セット

3枚または4枚の同じランクのカードです。 例えば、HSCの3枚はセットになっています。

21

カードの点数の合計が21になる3枚または4枚のカードです。 すべてのカードのスートは異なっていなければなりません。

点数は、は1点、10はその数字の点数、は10点です。

例えば、SDCです。

ディール

最初のディーラーは任意の方法で決めます。次回からは、ディーラーは時計回りに交代します。

ディーラーは1枚ずつ4つの山に13枚のカードを配ります。

各プレイヤーはそのどれかの山を取り、自分の手札とします。

残った山の1つは表向きにして、全部のカードのインデックスが見えるように、ずらして置きます。

2人プレイのときは1つの山が余りますが、プレイには使いません。

プレイ

最初にディーラーの左隣のプレイヤーがプレイし、そのあと時計回りに1人ずつプレイします。

各プレイヤーのプレイは次のように行います。

  1. まず、広げたカードの中から1枚のカードを取って手札に加えます(ドロー)。
  2. 手札からメルドを1組作ってテーブルに出すことができます。出さなくてもかまいません。出すことができるのは1組だけです。
  3. 手札から1枚を出して広げたカードに追加してプレイを終わります(捨て札)。 ドローしたカードを捨て札することはできません。

最初に出すメルドは4枚でなければなりません。それ以降のメルドは3枚でなければなりません。

プレイの終了

誰かがメルドをしたあと捨て札をして手札がなくなったら、他のプレイヤーはそのあと1回だけプレイすることができ、それでプレイ終了となります。

得点

各プレイヤーの得点は、最初の4枚のメルドで最も点数の高いカードの点数に、そのあとの3枚のメルドで、各メルドの最も低い点数のカードの点数の合計を加えたものです。

カードの点数は21を作るときのものと同じで、は1点、10はその数字の点数、は10点です。

最初に4枚のメルドを作ったプレイヤーは、10点を追加します。 (上がったプレイヤーのボーナス点はありません。)


2024年8月3日、なかよし村でプレイしました。

とても斬新なゲームです。 楽しんでプレイすることはできましたが、改良の余地はあるように感じました。

広げたカードは場札という感覚になり、ラミーというよりは交換ゲームという雰囲気になります。