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トリサック(TRISAC)

2017/2/4 赤桐

イタリアのガルダ湖の近辺でプレイされているゲームです。 ルールはイタリアWikipediaなどによります。


プレイヤー

2人以上

カード

52枚の普通のトランプを使用します。現地では、イタリアのスートのカードを使用しています。

このカードの中から各スートののカードを抜きテーブル中央に表向きに置きます。これが罰点のカードとなります。 表向きに置きますが、カードの内容に意味はなく、1枚1点となります。 残りのカードはプレイで使用します。

すべてのとダイアモンドとダイアモンド10はワイルドカード(concini)となり、他のどのカードの代わりにもなります。

プレイで使用されるカードは1枚につき次の点数を持ちます。

カードの強さのランクは、強いものから順に次のようになります。

 10

手の強さ

配られた4枚のカードの強さで勝負を競います。強さは、組み合わせにより、強いものから順に次のようになります。

  1. クアドリス(Quadris): 4枚が同じランクのカード。クアドリスどうしならランクの強いものが強くなります。例外として、ワイルドカード4枚のクアドリスが最も強くなります。
  2. コロレ(Colore/flüs): 4枚が同nじスート。コロレどうしなら全カードの点数を足して大きいほうが強くなります。
  3. 点数: 手の中の各スートの点数合計を比較して、最も点数の高いスートの点数がこの点数になります。もちろん点数が高いほうが強くなります。

ディール

最初のディーラーは任意に決めます。

ディーラーの左隣のプレイヤーがカットを行いますが、そのときカット後に最も下に来るカードをすべてのプレイヤーに見せて、 それがワイルドカードなら、カットしたカードを元に戻した後に再びカットして同じように最も下に来るカードを見せます。

2回目もワイルドカードだったときは、もう一度やり直しますが、3回目に見せたときにワイルドカードであっても、そのままカットは実行されます。

ディーラーは右隣のプレイヤーから反時計回りの順に、2枚ずつ裏向きにカードを配ります。そのあとベットを行います。

1回目のベット

ベットはディーラーの右隣から反時計回りに行います。

最初のプレイヤーは次のどれかのベットを行うことができます。

  1. チェック(via): とりあえず様子をみます。全員がチェックを行うとベットは終了します。
  2. ベット開始: 2以上の数をベットします。ベットの最高額は場に残っている罰点札の数です。 

今までのプレイヤーがチェックを宣言している限り、上記のベットを行うことができますが、 誰かがベットを開始したら、以降のプレイヤーは次のどれかのベッドを行います。

  1. コール(accettare): 今までのベットの数に同意してプレイを続けます。
  2. レイズ(rilanciare): 今までのベットの数よりも大きい数をベットします。
  3. フォールド(màrce): プレイから降りることです。このとき今までにベットされていた数の罰点カードを取らなければなりません。

こうして、フォールドをしたプレイヤー以外の全員がベットの数に同意したとき、ベットは終了します。

2回目のディール

1回目のベットが終わると、ディーラーは右隣のプレイヤーから反時計回りの順に、フォールドしていないプレイヤーに、2枚ずつ表向きにカードを配ります。

2回目のベット

2回目のディールのあと、やはりディーラーの左隣から反時計回り2回目のベットを行います。 2回目のベットは1回目に決められた数を基にして行います。 誰かがその数を増やすベットをする前なら、チェックを行うこともできます。

ショーダウン

2回目のベットが終わると、フォールドしていないプレイヤーが手札を見せます。 最も弱い手札のプレイヤーだけが、ベットの数の罰点カードを貰います。

負けると思っているプレイヤーは、手札を見せないこともできるようです。

なお、ベットの途中で1人以外の全員がフォールドした場合は、ショーダウンを行わないでプレイは終了します。

次のディール

プレイのあと、配り残りのカードが次回のプレイに使用できるだけ残っているなら、 シャッフルを行わないで、残りのカードでディールを行います。 また、ディーラーも交替しません。

そうでないときは、ディーラーは右隣に交替して、カードをシャッフルします。

全員が罰点カードを取った時

フォールドやショーダウンを行って罰点カードを取った時、全員が1枚以上罰点カードを持っている状態になったら、 最も罰点カードの少ないプレイヤーの罰点カードの数だけ、 それぞれのプレイヤーがテーブル中央に罰点カードを戻します。

ゲームの終わり

テーブル中央の罰点カードが1枚もなくなったり、プレイ終了時にそれが1枚になっているときには、ゲーム終了となります。

最も罰点カードを取ったプレイヤーの負けとなります(あるいは罰点カードの数により順位をつけます)。


2017年2月4日、なかよし村でプレイしました。