2006/5/6 赤桐
イスラエルの若い人の間で最近はやっているゲームだそうです。
ルールはJohn McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によります。
2人〜8人。2人〜5人がベスト。
普通の52枚のトランプにジョーカーを2枚混ぜた54枚のカードを使います。4人以上の場合には(3人以下の場合でも)、54枚のカードを2組混ぜて使うことを好むプレイヤーもいます。
カードの点数は次のようになります:
A | 1点 |
2〜10 | 数字通りの点数 |
J、K、Q | 10点 |
ジョーカー | 0点 |
誰がシャッフルしてカードを配ってもかまいません。各プレイヤーに1枚ずつ5枚のカードを配ります。残りのカードは山札(Drawing Stock)となります。ただし、その一番上のカードだけは、表にして山札の横に置きます。これが最初の捨て札の山(Dump Pile)となります。
誰が最初のプレイを行うかは、プレイの前に何らかの方法で決めておきます。
このプレイヤーから時計回りの順に次の2つのうちいずれかのプレイを行います。
プレイヤーはまず捨て札を行います。捨て札できるのは次のいずれかです:
カードを何枚捨てても取るのは1枚だけです。次のいずれかのカードを取ることができます:
同じランクの3枚以上のカードの捨て札の場合などには、捨てるカードの順序によって次のプレイヤーが取ることができるカードが変わってくることになります。
ラミーと違って先に捨て札を行うことにご注意ください。
プレイの途中で山札が1枚もなくなったら、次のプレイヤーのプレイの前に、直前のプレイヤーの捨て札以外の捨て札を全部取ってシャッフルして山札とします。
自分の番の始めに手札の点数の合計が5点以下だった場合、「ヤニブ」を宣言することができます(しなくてもかまいません)。
ヤニブを宣言した場合、自分もプレイすることはできず、プレイ終了となります。プレイしてからその番でヤニブを宣言することはできません。
ヤニブの宣言があると、全員が手札を公開して、自分の点数を合計します。
ヤニブを宣言したプレイヤーと同じかそれより少ない点数のプレイヤーがいなければ、ヤニブを宣言したプレイヤーは0点の罰点、他のプレイヤーは自分の点数が罰点となります。
そうでない場合には、ヤニブを宣言したプレイヤーは自分の点数に30点を加えた点数が罰点になります。他のプレイヤーはやはり自分の点数が罰点となります。
罰点の累計点がちょうど200点になったプレイヤーは100点減点されて、累計点が100点になります。累計点がちょうど100点になったプレイヤーは50点減点されて、累計点が50点になります。
次回のプレイは、手札の点数の最も少なかったプレイヤーから始めます。そのようなプレイヤーが2人以上いた場合には、ヤニブを宣言したプレイヤーの左隣から時計回りの順で最も近いプレイヤーから始めます。
累計点が200点を超えたプレイヤーはゲームから抜け、残りのプレイヤーでプレイを続けます。こうして最後に残ったプレイヤーが勝者となります。
最後のディールで全員が200点を超えてしまった場合には、累計点の小さいプレイヤーが勝者です。累計点が同じなら、累計点が異なるようになるまでプレイを続けます。
ヤニブを宣言できる点数は6点、7点、10点、11点、13点などにすることがあります。また、何点であってもヤニブを宣言できるとすることもあります。
累計点がある点数になったときに減点するやりかたを次のようにすることもあります:
ヤニブの宣言を行って成功したのが3回あるごとに(続けてではなくてみかまいません)、累計点が20点減点されるというルールを採用することもあります。ただし、これは2人だけゲームに残ったあとには適用されません。
2006年5月7日、なかよし村でプレイしました。