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ツウェンティーファイブ(Twenty Five)

2005/1/8 赤桐

 アイルランドのパブや家庭でよくプレイされているゲームです。トリックテイキングゲームです。スポイルファイブとほとんど同じゲームですが、得点方法が違います。

 ルールはJohn McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によります。


人数

 3人〜9人。2人や10人のプレイも不可能ではありません。5人がベストです。

 4人、6人、8人(、10人)の場合には、向かい合ったプレイヤーどうしがペアになってプレイすることができます。9人ゲームの時には2人おきの3人がチームになってプレイすることもできます。

カード

 通常の52枚のカードを使います。

カードの強さ

 切札スートでは、強いものから順に:

 このように、Hは必ず切札になり、切札のスートに属します。

 切札以外のスートでは、強いものから順に:

ディール

 最初のディーラー任意のやり方で決めます。ディーラーはディールごとに左隣のプレイヤーに移ります。

 ディーラーは、ディーラーの左隣から時計回りに、まず2枚ずつ各プレイヤーに配り、次に3枚ずつ配ります。各プレイヤーは5枚ずつの手札を持つことになります。

 残りのカードはテーブル中央に裏向きに置きますが、1番上のカードだけは表向きにします。このカードのスートが切札になります。(Hが表になったときはハートが切札です。)

交換(Rob)

 切札のスートのを配られたプレイヤーは、プレイが始まる前に、そのカードを持っていることを宣言して、自分の手札のどのカードでも1枚捨てて、切札表示のカードをもらって手札に入れることができます(実際に手札の中に入れないで、そのまま置いておき、手札のカードとして扱うやりかたもあります)。

 切札表示カードがの場合は、ディーラーがこのカードをもらって、不必要なカードを1枚裏向きに捨てることができます。

 プレイが始まってしまった後では、交換を行うことはできません(切札のスートのを配られていても、そのままの手札でプレイします)。

プレイ

 下記以外は、トリックテイキングゲームの通常のルールに従います。

 最初のリードはディーラーの左隣のプレイヤーが行います。

 切札以外のリードのときには、リードされたスートのカードを出すか、切札を出すかします。(リードされたカードを持っていても、切札を出してかまいません)。リードされたスートのカードも切札も持っていない場合に限り、それ以外のカードを捨て札することができます(つまり、リードされたスートを持っていなくて切札を持っている場合には、切札をださなければなりません)。

 切札がリードされたときには、切札があれば出さなければなりません。なければどのカードを出してもかまいません。ただし、持っている切札が上位3枚の切札(H)の中のカードだけであり、しかも、リードされた切札が持っている切札のどれよりも弱いカードである場合に限り、切札以外のカードを捨て札することができます。

得点

 1トリックを勝つごとに5点の得点があります。ペアやチームでプレイしているときには、味方の得点は合計します。

 累計点が25点になったプレイヤー(ペア、チーム)がいたら、プレイの途中でもそのプレイヤーの勝ちでゲーム終了になります。

 賭けてプレイする場合には、勝ったプレイヤーが決められた額を負けたプレイヤーから受け取ります。

 1つのディールで1人のプレイヤー(ペア、チーム)が5トリック全部を取って勝った場合には、2倍勝ちとすることもあります。(最初のディールでなくてもかまいませんが、そのディールが始まる前に点数があった場合には、全トリック取ろうとしても途中で終わってしまうために2倍勝ちにはなりません。)

 2チーム(ペア)に分かれてプレイする場合、先に3ゲーム勝ったチームが掛け金を取るというやりかたも行われています。