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ブリスコラ・キアマタ
(Briscola Chiamata)

1995/8/10 赤桐

 ブリスコラのバリエーションですが、日本のナポレオンと同じようなやりかたでパートナーを決めるゲームです。


人数

 5人または4人。5人が望ましい。

カード

 40枚のイタリアパックのカードを使います。普通のカードでプレイするときには、52枚のカードから、各スート10を除きます。

 3人でプレイするときには、いずれかのスートののカードを1枚除きます。

カードの強さ

 強いものから順に、エースキング(Re)、クイーン(Cavallo)、ジャック(Fante)、です。

カードの点数

 カードにはそれぞれ点数があります。この点数をたくさん取ることが、プレイの目的となります。

エース11点
10点
キング4点
クイーン3点
ジャック2点
0点

 全カードの合計点は120点となります。

ディール

 カットして一番弱いランクのカードのプレイヤーが最初のディーラーになります。同位カードは引き直します。

 ディーラーはディールごとに反時計回りに交代します。

 4枚ずつ2回、つまり8枚のカードを配ります。ただし、4人ゲームの場合には、4枚2枚4枚の順に10枚のカードを配ります。配りかたは、ディーラーの右隣から順に反時計回りです。

ビッド

 カードを配られたら、ビッドを行います。

 ビッドはカードのランクだけを宣言します。低いランクのビッドのほうが、高いランクよりも強いビッドとなります。ランクは通常通り、A,3,K,Q,J,7,6,5,4,2です。

 ビッドの進行方法についての記述がパーレットの本にはないのですが、とりあえず、ディーラーの右隣から反時計回りに進め、一度パスをすると再び参加はできないが、パスをしない限りは何度でもビッドができることにしたいと思います。

 もちろん、ビッドをするときには、今までより強いビッド、すなわちもっと低いランクのビッドをしなければなりません。

 1人を除いた全員がパスをしたとき、ビッドは終了します。最後にパス以外のビッドをしたプレイヤーがデクレアラーになります。

 最初から全員がパスをしたときの扱いについてもパーレットの本には記述がないのですが、プレイせずに新しいディールを始めることにしておきたいと、思います。

切札とパートナー

 ビッドが終わると、デクレアラーは切札のスートを指定します。

 切札のスートで、ビッドしたランクのカードを持っている人が、デクレアラーのパートナーになります。そのカードがデクレアラーの手札にあるときには、パートナーなしでプレイすることになります。

 パートナーは、ビッドされた切札を出すときまでは、自分がデクレアラーのパートナーであることを公表してはなりません。

プレイ

 このゲームはトリックテイキングゲームです。プレイは反時計回りです。

 ディーラーの右隣のプレイヤーが最初のリードを行います。すなわち、手札の中から自由に1枚を出します。

 他のプレイヤーは、反時計回りの順に手札から1枚を出していきます。このとき、リードされたスートをフォローする義務があります。つまり、リードされたカードのスートと同じスートのカードがあれば、その中からカードをださなければなりません。フォローできないときには、どのカードを出してもかまいません。

 切札が出ていればその中の最強のカードをプレイした人がトリックに勝ちます。切札が出ていない場合は、リードされたカードのスートで1番強いカードをプレイした人がトリックに勝ちます。

 トリックに勝ったプレイヤーは、そのトリックのカードを集めて、自分の所に裏向きに置き、自由に1枚のカードを出して、リードを行います。

 各プレイヤーの手札がなくなるまで、同様にプレイを続けます。

得点

 デクレアラーがパートナーなしでプレイして、61点以上とった場合は、4ゲームポイントを得ます。他のプレイヤーはマイナス1ゲームポイントとなります。

 デクレアラーがパートナーとプレイして、2人で61点以上取った場合は、デクレアラーが2ゲームポイント、パートナーが1ゲームポイントを得ます。他のプレイヤーはマイナス1ゲームポイントとなります。

 デクレアラー側が全トリックをとった場合は、上記の得点とマイナス点がすべて倍になります。

 デクレアラー側が61点未満しかとれなかった場合には、上記の点数のプラスとマイナスが逆になります。

ゲーム

 11ゲームポイントに最初に達したプレイヤーがゲームの勝者となります。


 5人ゲームの時には、上記の得点システムでプラスとマイナスが均衡しますが、4人ゲームでは均衡しません。

 パートナーなしでプレイしたときは、デクレアラーが3ゲームポイントとして、パートナーがある場合には、デクレアラーもパートナーも1ゲームポイントとすると均衡します。

 プラスの点数とマイナスの点数を均衡させるという得点システムと、11ゲームポイントで終了というやりかたはそぐわない気がしますし、実際にいつまでたっても終わらないということがありそうです。

 イタリアでの実際のゲームがこの通りなのか、あるいは何らかの誤記なのかは、他に資料が手元にないので確かめることができませんでした。

 実際のプレイにおいては、回数制や時間制を採用または併用するとか、マイナスの点数をなくするとかしてやったほうがよいかもしれません。