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ジグ(Jig)

1995/3/26 赤桐
(2000/3/21改題)

 Robert Harbin氏の"Waddingtons Family Card Games"で紹介されているもので、子供向きのゲームです。

 著者はビクトリア朝のころの書物でこのゲームを知ったそうです。

 ニューマーケット(別名ミシガン)に似ているゲームです。

 スニップ・スナップ・スノーラム(Snip-Snap-Snorum)と呼ばれることもあります。(以前はその名前で紹介していましたが、ジグという名前のほうがポピュラーのようであり、スニップ・スナップ・スノーラムという別のゲームもあるので、題名を変えました)。


人数

 4人〜7人が理想的な人数。

カード

 普通の52枚のカード。

ディール

 ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつカードを配り、全部のカードを配ってしまいます。各プレイヤーの手札の数は、1枚多い人と少ない人ができるかもしれませんが、かまいません。

目的

 自分の手札を全部出してしまったプレイヤーが出ると、そのプレイヤーが勝者になり、終了します。得点は特に定められていません。

プレイ

 まず、ディーラーの左隣のプレイヤーが、手札の中から任意の1枚を出して、スニップ(Snip)と声を出します。

 次に、席順とは無関係に、そのカードと同じスートで次のランクのカードを持っているプレイヤーがそのカードを出して、スナップ(Snap)と発声します。例えば、最初のプレイヤーがSを出したら、Sを持っているプレイヤーがそれを出して、スナップと言うわけです。

 カードのランクはエースが一番下で、キングが一番上です。

 次に同様に、同じスートでその次のランクのカードを持っているプレイヤーが、それを出して、スノーラム(Snorum)と言います。

 次のカードを持っているプレイヤーは、それを出しながら、ハイ・コカロラム(Hi Cockalorum)と言います。

 次のカードのプレイヤーは、ジグ(Jig)と言って出します。

 ジグと言ったプレイヤーは、自分の手札から自由に1枚を出して、スニップと発声し、上記と同じようにプレイが続きます。

 ジグに到達する前に出せるカードがなくなった場合には、最後にカードを出したプレイヤーが、カードを1枚出して、スナップのプレイを行ないます。キングに到達した場合や、その上のカードが既にプレイされていた場合などです。