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コップ(Kop)

2014/12/6 赤桐

 ポーランド中西部のビエルコポルスカ地方でプレイされているゲームです。

 ルールはJohn McLeod氏のインターネットのサイト(http://www.pagat.com/)によりました。


人数

 4人。普通はCQを配られたプレイヤーとSQを配られたプレイヤーがパートナーになります。 

カード

 各スート10の16枚のカードを使用します。

切札とカードの強さ

 すべてのクイーン、ジャックとすべてのハート、ダイアモンドのカードが切札になります。切札とそれ以外のスートの強さのランクは強い順に次のようになります。

カードの点数

 各カードには以下の点数があります。 トリックで点数のあるカードを取ると、その点数がもらえます。

11点
1010点
3点
2点

ディール

 最初の ディーラー任意のやり方 で決めます。ディーラーは ディール ごとに時計回りの順に交代します。

 ディーラーは、カードをシャッフルして、右隣のプレイヤーがカットします。ディーラーは左隣のプレイヤーから時計回りに1枚ずつ全部のカードを配ります。各プレイヤーの手札は4枚になります。

宣言

 カードが配られたら、各プレイヤーは下記の宣言を行うことができます。ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に行います。宣言を行わないときはパスと言います。最初から4人がパスをするか、宣言のあと3人続けてパスがあると宣言は終了します。

ダブル

 ゲームの結果の点数(ゲーム点)を2倍にする提案です。同じプレイヤーが2回続けてこの宣言を行うことはできませんが、他のプレイヤーはまた宣言を行ってもかまいません。他のプレイヤーが宣言したら、前に宣言したプレイヤーが再び宣言することもできます。宣言を行うたびに、ゲーム点は2倍になります。

 最初に宣言するプレイヤーはコントラ(kontra)と発言し、次に宣言するプレイヤーはレ(re)またはレイ(rej)と発言し、次はボック(bok)、その次はスウップ(słup)と発言します。スウップより後は宣言できません。

 ベセレやゾロなどの宣言があってどちらのチームに属するかはっきりしたプレイヤーは、同じチームのプレイヤーに続けてダブルの宣言はできません。また、プレイした後に同じチームのプレイヤーがダブルの宣言を続けて行っていたとわかったら、続けて行った分の宣言は後で無効になります。

ベセレ(Wesele)

 CQとSQの両方を持っているプレイヤーだけが宣言できます。このプレイヤーが持っていない最も強いジャックのカードを持っているプレイヤーが、このプレイヤーのパートナーになります。ベセレとコントラは同時に宣言できます。

ゾロ(Zolo)

 これを宣言したプレイヤーは、1人で戦い、他の3人は同じチームとなります。それまでにゾロが宣言されていないときだけ宣言できます。これが宣言されるとそれまでのコントラやベセレのビッドは無効になりますが、他のプレイヤーは新たにコントラの宣言を行うことができます。ゾロのプレイヤーはコントラの宣言をすることはできませんが、コントラの宣言があれば、レやスウップの宣言を行うことができます。

ゾロ・デュ(Zolo du)

 ゾロと同様に1人で戦いますが、全トリックを取ることを宣言します。ゾロの宣言のあとでも宣言できますが、既にゾロ・デュの宣言があれば宣言できません。これが宣言されるとそれまでのコントラやベセレやゾロのビッドは無効になります。ゾロと同様に新たなコントラが可能です。

パートナー

 CQを持っているプレイヤーとSQを持っているプレイヤーがパートナーになります。CQとSQのチームを老人チーム(starzy)、それ以外の2人を若者チーム(młodzi)と呼びます。

 この両方のカードを1人のプレイヤーが持っていたら、ベセレ、ゾロ、ゾロ・デュの宣言を行うことができるほか、黙ってプレイを行うこともできます。これをツィハ(cicha)と呼びます。この時はもちろん1人対3人の戦いになります。

プレイ

 下記以外は通常のトリックテイキングゲームのルールに従います。最初にリードするプレイヤーは、ディーラーの左隣のプレイヤーです。

 フォローのルールは次のようになります。

  1. リードされたスートを持っていれば、そのスートのカードを出さなければなりません。
  2. リードされたスートを持っていなければ、切札を出さなければなりません。
  3. リードされたスートも切り札もなければ、それ以外のスートを出してかまいません。
  4. 上記1〜3の条件を守った上で、今までに出ているカードすべてよりも強いカードを持っていたら、出さなければなりません(パートナーの出しているカードが最強であってもそれより強いカードを出さなければなりません)。強いカードが2枚以上あった場合は、そのうちどれを出してもかまいません。強いカードがなければ、上記1〜3の条件を守った上で、どのカードを出してもかまいません。

得点

 カードの全点数は104点なので、過半数の53点以上取ったチームの勝ちとなります。どちらも52点のときは、最後にダブルの宣言を行ったチームが負けになります。ダブルの宣言がないときは、老人チームの負けになります。1人対3人のプレイの時は1人のプレイヤーの負けになります。ゾロ・デュの時は、全トリック勝たないと勝ちになりません。

 相手チームが26点以上取っていた時は、通常勝ち(wyjście)で1ゲーム点、25点以下なら2倍勝ち(wyjścia)で2ゲーム点が基本点となります。

 ツィハ、ゾロ、ゾロ・デュのときは、この基本点に次の倍数を掛けます。

 さらに、ダブルの宣言の倍数をこれに掛けます。

 2人対2人でプレイした時は、各プレイヤーがこのゲーム点を相手チームの1人のプレイヤーからもらいます。1人対3人のときは、1人のプレイヤーが他の3人それぞれからこのゲーム点をもらうか、他の3人それぞれに支払うかします。

非公式ルール

 公式のトーナメントなど以外では普通、自由な順序で宣言を行います。最初のリードのときは、宣言が終わったかどうか確認するため、リードして良いかどうか尋ねてからリードを行います。

 また、スウップのあともダブルの宣言を行うことができます。


 なかよし村で、2014年12月6日にプレイしました。わずか16枚のカードしか使わないので、トリックテイキングのプレイ自体はさすがにそれほど楽しめるところはないのですが、ダブルを掛けるかどうかがゲームのポイントになっています。カードの枚数からすると非常に面白いゲームです。