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ベンドティア(Vändtia)

2018/9/1 赤桐

スエーデンのゲームで、1970年台後半頃に作られました。 シットヘッドというゲームの先祖です。

ルールはPagat.comによります。


プレイヤー

2人以上。普通は2人。

カード

普通の52枚のトランプを使います。ジョーカーは使用しません。

カードのランクは高いものから順に、10です。 ただし、10は特殊カードです。

ディール

最初のディーラーは任意に決めます。次回からは時計回りに交替します。

ディーラーは次のようにカードを配ります:

  1. まず、各プレイヤーの前に3枚のカードを横の列にして裏向き置きます。 テーブルカードのうち裏向きのものはプレイヤーも見ることはできません。
  2. 次に、その各カードの上に1枚ずつ表向きにカードを置きます。 今まで配られた6枚のカードをテーブルカードと呼ぶことにします。
  3. 各プレイヤーに3枚ずつカードを配ります。これは手札となるので、各プレイヤーはこれを手にとって見ながらプレイします。

残りのカードは山札としてテーブル中央に置きます。

プレイが始まる前に、各プレイヤーは表向きのテーブルカードと手札を何枚でも交換することができます。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りにプレイを行います。

最初のプレイヤーは、1枚のカードか同じランクの何枚かのカードをテーブルに置きます。プレイが終わったら、手札を3枚に戻すために山札から何枚か取ります。

そのあとのプレイヤーも1枚以上の同じランクのカードをその上に置きます(最初のプレイヤーと同じ枚数でなくてもかまいません)。 出すカードは、直前にプレイされたカードのランクと同じか、それより上のランクのカードでなければなりません。 プレイして手札が3枚より少なくなったら、3枚になるように山札から補充します。

出せるカードがない場合や、出したくない場合には、今までにプレイされたカード(これを捨て札の山と呼ぶことにします)を全部取って手札に加えなければなりません。 そのあとは、次のプレイヤー(左隣のプレイヤー)が自由に1枚のカードか同ランクの何枚かのカードを出し、同様にプレイを続けます。

プレイが終わって手札が3枚より少ない場合には、必ず山札から補充します。 ただし、十分な山札がない場合には、あるだけ補充するだけです。 全く山札がなくなってもプレイは続きますが、補充は行わなくなります。

自分の番のときに、手札が1枚もない場合には、表向きのテーブルカードからプレイします(手札に加えるわけでなく、直接プレイを行います)。 テーブルカード2枚以上が同じランクで、出すことができるランクのときは、その2枚(以上)を一度にだすこともできます。 テーブルカードから出せるカードがない場合(や出したくない場合)には、捨て札の山を全部取って手札にしなければなりません。 このときテーブルカードの1枚も手札に加えます。 手札が再び全部なくなるまで、テーブルカードを出すことはできません。

表向きのテーブルカードをプレイした時に、その下に裏向きのテーブルカードがあれば、そのカードをプレイ終了後に表向きにします。

手札もテーブルカードもなくなったら、そのプレイヤーはプレイから抜け、プレイを続けます。 最後に残ったプレイヤーが敗者となります。

特殊カード

  1. : いつでもプレイできます。のカードのあとには、どのカードでもプレイすることができます。
  2. 10: いつでもプレイできます。プレイされたら、捨て札の山は全部取り除かれて、プレイで使われなくなります。そのあと、10を出したプレイヤーが、もう1度、自由にプレイを行うことができます。
  3. 4枚のセット: 同じランクの4枚のセットを一度にプレイしたり、前にプレイしたカードと合わせて、捨て札の山の上部に同じランクの4枚のセットができた場合、10のカードを出したときと同じように、捨て札の山は取り除かれ、4枚のセットを作ったプレイヤーがもう一度自由にプレイします。

2018年9月1日、なかよし村でプレイしました。

そのときは気づかなかったのですが、今のシットヘッドとほとんど変わらないですね。違いは、2人ゲームが主なこと、カードを出す制限が少ないこと、 でクリアされないことくらいでしょうか。