2023/7/1赤桐
インド、パキスタン、ネパールなどでプレイされているトリックテイキングゲームです。 サージェント・メジャーと同系統のゲームです。 2回目以降のディールでは前回勝ったプレイヤーが負けたプレイヤーにカード交換を強要します。
ルールは主にPagat.comによります。
3人
普通のトランプから各スートの2~6とダイアモンドとクラブの7を抜きます。30枚になります。
各スートのカードの強さは、強いものから次のようになります。
A、K、Q、J、10、9、8、7
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 次回からは、反時計回りに交代します。
ディーラーはまず5枚ずつまとめて右隣のプレイヤーから反時計回りに1回配ります。
ディーラーの右隣のプレイヤーは配られたカードを見て、切札のスートを決めます。
そのあと、ディーラーは3枚ずつまとめて各プレイヤーに配り、最後に2枚ずつまとめて配ります。 各プレイヤーの手札は10枚になります。
ディーラーの右隣のプレイヤーが最初のリードを行い、反時計回りに、トリックテイキングゲームのプレイを次のように行います。
各プレイヤーは、獲得したトリック数を得点します。
各プレイヤーには、ディーラーからの位置に従って、次のような義務トリック数があります。
2回目以降のディールでは、カードがすべて配られた後、 義務トリック数を取ったプレイヤーは義務トリック数を取れなかったプレイヤーから無作為に義務トリック数を超えた分の枚数をもらい自分の不要なカードを返すことができます。
具体的には次のように行います。1人のプレイヤーが義務トリックより多く取り、1人が義務トリック数より少なく取り、もう1人が義務トリック数ちょうどを取った場合から説明します。
2人のプレイヤーが義務トリックより多く取り1人が義務トリック数より少なく取った場合には、 義務トリックより多く取ったプレイヤーの間での交換順序の優先度は(1)ディーラーの右隣(2)ディーラーの左隣(3)ディーラーとなります。 最初のプレイヤーが上記のように必要枚数だけ義務トリック数より少なく取ったプレイヤーと交換した後、もう1人のプレイヤーが交換します。
1人のプレイヤーが義務トリックより多く取り2人が義務トリック数より少なく取った場合には、 義務トリックより少なく取ったプレイヤーの間での交換される順序の優先度は(1)ディーラー(2)ディーラーの左隣(3)ディーラーの右隣となります。
全員が義務トリック数ちょうどだったときは、このような交換はありません。
ゲームの終了に特に決まりはありません。終了時に最も累計得点の多いプレイヤーの勝ちになります。
2023年7月1日、なかよし村でプレイしました。
簡単なゲームですが結構楽しめました。カードの交換もババ抜きのようで楽しかったです。 軽いゲームがしたいときやトリックテイキングゲームの初心者には良いゲームだと思います。
なお、同じプレイヤーどうしで2回以上の交換を行うとき、義務トリックより多く取っていたプレイヤーが2回目以降にそれより前の回にもらったカードを返して良いかという疑問がありましたが、おそらく返して良いのだと思います。