2003/5/3 赤桐
英国空軍でポピュラーだったゲームです。インドや中近東でプレイされている8-5-3と言うゲームや、カナダでプレイされている9-5-2というゲームに似ているそうです。
日本の大貧民・大富豪のゲームのようなカードの交換があります。
ルールは John McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によりました。
3人。
52枚の普通のトランプを使います。
最初の ディーラーは 任意のやり方 で決めます。2回目からのディーラーは前のディーラーの左隣のプレイヤーがなります。
ディーラーは、時計回りに1枚ずつ配り、各プレイヤーに16枚のカードを配ります。
残りの4枚のカードはテーブル中央に裏向きに置かれます。これをキティー(Kitty)と呼びます。
ディールが終わったら、ディーラーは自分の手札を見てから切札を決めます。ノートランプは許されません。
そのあと、ディーラーは手札から4枚のカードを裏向きに捨て、キティーのカード4枚を手札に加えます。
ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードを行います。プレイは時計回りに行われ、通常のトリックテイキングゲームのプレイが行われます。
リードされたスートを持っていれば出さなければなりませんが、持っていない場合には何を出してもかまいません。
各プレイヤーは自分の取ったトリック数から次の基準トリック数を引いたものが得点になります。
2ディール目以降は、ディールのあと切札決めの前に、前回の得点に応じたプレイヤー間の手札の交換があります。
前回1人だけがプラスの得点で、2人がマイナス点だった場合、プラスのプレイヤーはマイナスの各プレイヤーにマイナスの数だけのカードを裏向きに渡します。マイナスのプレイヤーはもらった各カードについて、同じスートで自分の持っている最も強いカードを裏向きにプラスのプレイヤーに返します(もらったカードのスートを持っていない場合や、同じスートでもらったカードより強いカードを持っていない場合には、もらったカードをそのまま返すことになります。)
2人がプラスの得点だった場合には、基準トリック数が多かったほうのプレイヤーがまずマイナスのプレイヤーと行います。プラスの得点分だけのカードをマイナスのプレイヤーに渡し、上記と同じようにマイナスのプレイヤーが返します。そのあと、もう1人のプラスのプレイヤーとマイナスのプレイヤーが同様に交換を行います。
なお、ディーラーが前回マイナスだった場合で、プレイヤーの交換のあとのキティーとの交換のときに、他のプレイヤーに渡したカードよりも強いカードを引いてきた場合には、渡したプレイヤーにそのカードを見せます(見せるだけです)。また、もう1人のプレイヤーにも同じスートのカードを渡していた場合には、そのプレイヤーにも見せます。
1つのディールで12トリック以上を取ったプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝ちでゲームが終了します。それまでの得点は関係ありません。